岳滅鬼山(1037m)

【前書き】
 どこに行こうというあてもなく、近場から英彦山周辺を探すうちにシャクナゲの岳滅鬼岳に行ってみることに。猫の丸尾から石楠花ノ頭を通って岳滅鬼峠に至るコースも候補に上がったのですが、何となく危険を感じて止めにしました。

【年月日】’11.5.15(日)
【コースタイム】深倉園地(8:50)→香岩峠(9:55)→浅間山分岐(10:15)→岳滅鬼山(10:55-11:00)→岳滅鬼岳(11:12)
          →岳滅鬼峠(12:00)→大南林道(12:28)→深倉園地(13:28)
【同行者】単独
【場所】国土地理院 ウオッちず地図閲覧サービス

【写真と解説】


 前回は今回の逆コースを歩きました。深倉園地に着いた時は駐車場に誰もいません。車もなし。
 前回、下りに使った香岩峠への登りは思っていたよりは緩やか。ハイノキの花が満開でした。この花は好きなのですが、大半は私の頭より高い所で咲いているので写真に撮れません。下の方に咲いているのはちょっと貧弱な状態。上を見て歩かないと気づきにくい花です。


 シャクナゲが一株咲いていました。中々良い状態です。残念なのは、周りに他にシャクナゲの木が無いことです。お見事!と言いたい。


 浅間山分岐を過ぎて直ぐに左側に現れた“感じの良い森”です。こういう森の中で一晩過ごしてみたいものです。
 しかし、あまり広くないのが残念です。


 岳滅鬼山手前200mの場所に来ると突然木が切り払われて、眼前が開けます。
 遠くに仏来ノ山が見えますが、山の斜面が切り払われています。仏様の来る山の斜面を切り払うとは、何とも残念な。しかし、大半は植林ですね。それにしても無残!


 岳滅鬼山周辺から日田側を見下ろすとこんな状態です。日田は昔から杉の名産地のようなので、これが日田のやり方なんでしょうね。


 展望台から定番の写真です。中段の尾根が大分・福岡の県境尾根で右端が上塚山です。


 岳滅鬼岳周辺は結構良い状態です。ただ、ここのシャクナゲは見難い。登山者から見易い場所に中々咲いてないんです。頭の上に咲くシャクナゲ、かな。


 右の禿山が猫ノ丸尾。左に英彦山南岳と中岳だと思います。岳滅鬼峠から下りましたが、猫ノ丸尾まで縦走したらシャクナゲはどんな状態だったんだろう。ちょっと気になります。

【後書き】
 この季節、新緑が綺麗です。前回の犬ヶ岳といい、あまり人に遇いませんでした。今年はシャクナゲの人気下落かな。お陰さまでゆっくり歩けました。


【前書き】
 掲示板のふくちゃん紹介の深倉園地から岳滅鬼山のコースはいつか歩きたいと考えていました。また、掲示板ですみっこさんのシュスランの紹介があったので岳滅鬼山に行ってみることにしました。

【年月日】’10.9.11(土)
【コースタイム】深倉園地(11:35)→(大南林道)→岳滅鬼山登山口(12:45)→岳滅鬼峠(13:17)→岳滅鬼岳(13:55)
          →岳滅鬼山(14:13)→浅間山分岐(14:47)→深倉越(15:00)→深倉園地(16:00)
【同行者】単独

【写真と解説】

 土曜は長男を職場に送るので、山に登るのはそれからになります。
 今日は深倉園地から深倉越に登り、岳滅鬼山から岳滅鬼峠に下り、大南林道〜深倉林道を通って深倉園地に戻る周回コースを歩く予定です。
 深倉園地には11時過ぎに到着。登山口を探すが、案内板がありません。深倉園地の遊歩道の案内板はあるのですが。冷静になるためにとりあえず、昼ごはんに買ったおにぎりと弁当を山の中ではなく、ここで食べることにしました。
 さて、出発の準備をして遊歩道に降りたのですが、やはり登山道が分かりません。慈母観音の横かとも思ったのですが、深入りせずに諦めました。
 登山口が分からないのなら、逆コースを歩いて、登山口を確かめようとの魂胆です。
 仕方なく、写真左の深倉林道を岳滅鬼山登山口まで歩くことにしました。
 暑いかと思っていましたが、風は比較的涼しく、虫もほとんどいません。結構、快適です。


 この林道は障子ヶ岳(英彦山)に登った時に車で走ったことがあるのですが、現在はいたるところが崩壊して通行止めになっていました。
 深倉園地から岳滅鬼山登山口まで約1時間の林道歩きですが、近いものです。
 シュスランが咲いていないか、注意しながら登りましたが、日頃あまり花を見ないので目に留まりませんでした。
 上の写真は岳滅鬼山からです。手前の尾根の向こうに見えるのは日田と中津市の境界尾根で右端が上塚山だと思います。奥は中摩殿畑山〜彦見山〜釣鐘山と続く山並みだと思います。中摩殿畑山は写ってないようですが。


 岳滅鬼山から西に向かいます。浅間山分岐は標識がありました。次が深倉越のはずですが、標識が現れません。そもそも標識があるのか、どうか知りません。深倉園地への下山口が分からなければ、来た道を引き返すだけです。
 二重の赤テープがあった地点で昭文社の「福岡の山々」の地図を広げて、大体の現在地を見極める。さらに25000分の一地形図を出して現在地を調べると915mピークを下った場所で深倉園地に下る登山道が書いてある。地形図上の道は谷を下るように書いてあるが、実際の赤テープはどこに続いていくのか不明瞭。既に15:00で曇っているせいもあり、周りは薄暗い。引き返すか、どうするか。久々に判断を迫られる場面になった。
 とりあえず、下ってみることにした。下る方向が分からなかったが、倒木帯を過ぎたら後は楽だった。ずっと赤テープがあった。中々凄い急坂。途中一箇所だけ道を間違えそうになったが、勘が働き直ぐ修正できた。
 下ってきた場所は上の写真の注連縄の固定点近く。その下の苔生した岩で滑って転ぶ。さらに下ると慈母観音の左横でした。無事に下れて良かった。

【後書き】
 気象記録を開始して最高の気温や猛暑日を記録した今年の夏も終わりのようです。もう秋の風が吹いていました。
 久々に登山口が分からず迷いました。25000分の一地形図が役に立った山行でもありました。シュスランが見れなかったのは残念。


【前書き】
 岳滅鬼岳は岳滅鬼山(1037m)の東隣のピークです。昨年5月20日に釈迦ヶ岳から岳滅鬼山経由で岳滅鬼峠まで歩いた時に岳滅鬼岳山頂周辺はシャクナゲの群生地であることを知り、一度シャクナゲの開花期に訪れたいと考えていました。今回は、開花状況の下見を兼ねて訪問。

【年月日】’08.5.6(火)
【コースタイム】英彦山大権現(10:05)→大南林道横断(10:50)→岳滅鬼峠(11:20)
          →岳滅鬼岳(12:05-30) →岳滅鬼峠(12:53)→大南林道横断(13:13)→英彦山大権現(13:40)
【同行者】単独

【写真と解説】

岳滅鬼峠から第3ピークが岳滅鬼岳、第4ピークが岳滅鬼山です。第2ピークの手前に展望台があります。そこからは北〜東〜南方向を見渡すことが出来ます。上の写真はその展望台から見た英彦山南岳、中岳、猫ノ丸尾(樹木の伐採地)です。

展望台から石楠花ノ頭を経由して猫ノ丸尾への縦走路です。この縦走路にはその名前の通りシャクナゲが群生していますが、危険な箇所も多いのであまりお奨め出来ません。

岳滅鬼岳周辺のシャクナゲは花芽も少なくほとんど全滅状態です。数少ない芽生えの状態です。赤が綺麗です。

岳滅鬼岳直下からの展望です。左手前から右に延びる尾根は日田市と中津市の境界尾根です。右のピークが988mピーク、その右奥にあるのが上塚山です。遠くの霞んで見える山は耶馬溪だと思いますが、確信はありません。写真手前は石楠花の木ですが、花はまばらです。それでもこれは周囲の中では咲いている方です。今年は裏年かも。

岳滅鬼岳山頂です。石楠花は右上の2輪だけです。隣に岳滅鬼山(1037m)があるのですが、嫁さんから実家に行くので何時に帰るか?とのメールが入り、直ちに帰ります!と返事。写真も撮らず、休憩も取らずひたすら下山しました。コースタイム、登りに比べて下山が異常に速いでしょ!

岳滅鬼峠下の新緑です。この雰囲気は好きです。家を作って住みたいくらいです。英彦山には、いたるところに雰囲気の良い場所があります。特に登山コース以外の渓流沿いに良い場所があるのではないかと思っています。今後は英彦山の渓流沿いを狙い目にしようかと思いますが、沢登の技術が無いのが致命傷です。

【後書き】
 今年の岳滅鬼岳はシャクナゲの裏年のようです。今日は、シャクナゲの開花状況確認と体調確認の為に登ったのですが、体力はそこそこ山登りの出来る体に回復していて一安心です。この時期、新緑の美しさと鳥の囀りが素晴らしいですね。

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