臥龍山(1223m)

【前書き】
 会社登山部で雪の安蔵寺山に登るための事前訓練に臥龍山に登ることにしました。臥龍山は雪山入門やスノーシュー登山の練習には良い山だと思います。

【年月日】’16.2.6(土)
【コースタイム】
(移動)会社出発(6:00)→(中国自動車道)→戸河内IC(8:30)→(国道191号)→千町原登山口手前駐車(9:15)

(登山)駐車地(9:30)→千町原登山口(9:40)→林道終点(雪霊水)(11:25)→臥龍山(11:55−(展望台方面散策)−12:42)
     →林道終点(12:47)→千町原登山口(13:37)→駐車地(13:45)

(移動)駐車地(14:00)→戸河内IC→(中国自動車道)→会社着(17:10)

【同行者】会社登山部 I部長、Iさん、M君、Tさん

【写真と解説】


 雪山の練習に行くのにそもそも雪があるのか、否か、来る前までは非常に心配でしたが、雪はたっぷりありました。登山口まで除雪されておらず、400〜500m手前に駐車して、いきなりスノーシューを履いての歩行になりました。結論から言えば、連日の高温で雪は良く締まっており、スノーシューは不要だったのですが、スノーシュー歩行の練習に来たので当然装着して歩きます。


 登山道だけでなく全体の雪面が良く締まっているので雪に埋もれることはありませんが、日頃の鍛錬不足で雪道は相当きつそうです。若いM君は何ともないようです。


 やっと林道終点に着きました。島根県立大学女子学生死体遺棄事件の犯人は捕まらないままです。


 最後の急坂を登ります。M君は元気です。ところでM君のスマホからは時々GPSを利用して計測した標高が音声で案内されます。事前に国土地理院で確認した林道終点の標高と比較しても±10mの誤差に入っているようです。便利な機能だと思います。


 展望台付近まで散策しましたが、雪雲が低く、展望も得られなかったので途中で引き返しました。


 下りに林道まで降りると引率された子供たちが昼食を食べていました。雪道なので自由にどこでも歩けるのが雪山の面白いところです。子供たちはトレースではなく付近を自由に歩いて登ってきたようです。きっと楽しかったでしょう。下山時には雪が舞っていました。

【後書き】
 やはり雪山に日頃のトレーニングも無しで連れてくるのは無理だと痛感しました。逆に言うと臥龍山は入門コースとしては最適かもしれないと思います。
 山に登りたいなら日頃から体力を鍛え、バランス感覚を磨く必要があるでしょう。さて、次はどこの山に登るか。


【前書き】
 臥龍山の樹氷のモンスターを見たいと思っていたのですが、どのようなタイミングで行けばよいのか、今一分かりません。先月中旬から悪くなった腰痛も少し回復して、天気も今日はよさそうなので行ってみることにしました。

【年月日】’12.3.3(土)
【コースタイム】
(移動)家出発(4:30)→(中国自動車道)→戸河内IC(7:15)→(国道191号)→八幡原公園(8:00)

(登山)八幡原公園(8:20)→千町原登山口(9:00)→林道終点(雪霊水)(10:35)→臥龍山(10:50)→展望岩(11:05−20)
     →臥龍山(11:35)→林道終点(11:42)→千町原登山口(12:27)→八幡原公園(12:55)

(移動)登山口(13:00頃)→浜田 →萩→十文字IC→(中国自動車道)→家着(19:00)

【同行者】単独

【写真と解説】


 今日は国道191号線沿いの聖湖側から登るつもりでした。ナビに従って走り、登山口は見つけたのですが、人が登った形跡がありません。近くに駐車場もなし。仕方なく、千町原から登ることにしたのですが、登山口への道は除雪してありません。登山口の近くのつもりでたどり着いたのが、上の写真です。
 ちょうど軽トラで近所の人と思われるおじいちゃんが来たので、「ここに車を止めていいですかね?」と聞いて、話をすると、昔、この辺一帯は湿地でカキツバタの群落地であったそうです。花を見てても食べることはできないので、一帯の水はけを良くして田んぼに変えたという話をしてくれました。
 この裏を少し行けば、千町原登山口だと思っていたのですが、違っていました。


 下の写真のような雪原をスノーシューを付けて歩けど歩けど登山口がどこだか分りません。歩いているとあの有名な牧野富太郎博士の句碑の案内板がありました。


 人の歩いた足跡に従って歩きますが、こちらに登山口があるのか、否か、確信が持てません。


 やっと登山口の看板らしきものが見えました。


 やっと着きました。高速から見える山の木々も最近の雨と高い気温で雪が付いてなかったのですが、やはり今日は樹氷は駄目のようです。樹氷は雪が降り続いて、気温が低い時でないと駄目なのでしょう。


 沢を渡るのですが、こういう場所は段差があって、結構、難儀します。雪の低いところをスノーシューを付けたまま沢を渡って、登っていきます。


 大きなサルノコシカケ?がありました。


 雪霊水は雪に埋もれて全く分かりません。昨年12月の写真と比べてください。相当降っています。


 山頂です。日が差し始めて、霧氷がボトボト音を立てて融け始めました。このまま帰るのも面白くないので南西側に展望岩があるらしいので行ってみることにしました。


 展望岩からは目の前、南に深入山が見えます。


 南西方向には聖湖と奥に恐羅漢山でしょうか。 


 臥龍山山頂に戻ります。天気も良いし、快適です。臥龍山山頂でワカンを履いた登山者に会いましたが、足跡を見るとだいぶ埋まっています。スノーシューの方が断然楽だと思います。
 沢の手前で子ども連れの家族に会いました。子どもはスノーシューを履いていましたが、平地用なので中腹以上では登るのが困難だったのではないかと思います。また、後ろの男性はアイゼンを付けていましたが、何の役にも立たないのではないかと思いました。


 句碑に写真が付いていました。牧野富太郎博士のことは、小学校か中学校の国語の教科書で知りました。


 帰りは浜田で名物のノドグロと浜田市の日本海酒造による環日本海 山廃純米原酒 雄町を買いました。因みに純米酒とは米と米麹で造った酒のこと。日本酒であれば、当たり前のことなのに、わざわざ純米酒などと表示しなければいけないのは情けない。逆に言うと純米酒以外は、偽物ということ。醸造用糖類か、醸造用アルコールを加えている。戦後に米が不足した時代に3倍醸造法として酒の量を水増しする方法として流行ったらしいが、今でもこの偽物日本酒が大半だというから情けない。日本酒離れが進むのも当然だ。
 山廃仕込の酒は、私にはよく合う。日本酒はワイン以上に味、香り、色合いが多彩で微妙だと思う。
 益田から国道191号線に入り、海を見ながら帰った。


 ノドグロは1枚1100円だったので2枚しか買わなかった。一夜干し。焼いて食べたが、くせが無くて旨い。けど、高い。特に魚好きでもない長男が、骨までしゃぶるように食べていたので、旨いということか。


【前書き】
 11月中旬から喉がおかしくなって、体調不良が続いていましたが、やっと気力も回復。スノーシューによる散歩コースを調べると中国地方では、比婆山や伯耆大山山麓が出てきますが、臥龍山も歩けるようで、しかもブナ林が素晴らしそう。臥龍山といえば、2年前の平成21年秋に島根県立大生が行方不明になって、バラバラ死体が遺棄された現場です。
 とりあえず、雪が降る前に下見に登ってみることにしました。

【年月日】’11.12.10(土)
【コースタイム】
(移動)家出発(5:45)→(中国自動車道)→戸河内IC(8:30)→(国道191号)→千町原登山口(9:20)

(登山)千町原登山口(9:35)→林道終点(雪霊水)(11:20)→臥龍山(11:40−50)→林道終点(12:00)→千町原登山口(12:45)

(移動)登山口(13:00頃)→島根の山で墓参りと間伐 →(国道9号)→山口IC→(中国自動車道)→家着(21:00)

【同行者】単独

【写真と解説】

 この冬一番の寒気が来たということで中国道も積雪しているかと思ったら全く問題なし。戸河内ICで降りて、国道191号線を走る。「この道は昔、走ったことがある気がする」と思っていたら、深入山に登った時に来た道であることを思い出した。その深入山に近くなると道路の積雪も段々多くくなる。タイヤは冬用に換えているので全く心配はない。ノーマルタイヤでは全然走れない状況。
 深入山を過ぎると一段と積雪が深くなる。道路には轍ができており、それに沿って走っていけば特に問題はなさそうであるが、対向車が来ると注意しないといけない。カーブの先からスピードを出した対向車が見えたと思った瞬間、対向車もこちらを見て何を思ったか、ハンドルを取られて、対向車はセンターラインを越えて横滑りしながらこちらに突っ込んできた。減速しながら「これはぶつかるな」と覚悟を決めていたら、対向車は何とか態勢を持ち直して、ギリギリのところでかすめて行った。運転者は30代位の女性。
 そこから先はまだ積雪が増え、ローギアに入れてゆっくり進む。冬用タイヤでもちょっとアクセルを踏んだり、ブレーキを踏むとズルズルとよく滑る。昔、青森の雪山も走り回ったことがあるが、今日の雪はよく滑る。
 上の写真は登山口付近の様子。国道よりもだいぶ雪が少ない。


 この雪では、山に登るような人はいないでしょう。臥龍山山頂は雲に隠れて見えません。今日は下見のつもりで積雪は考えていなかったのでいつもの軽登山靴に軽スパッツです。降雪か降雨に備えて、雨具、セーター、傘は持ってきているので、少々の悪条件になっても大丈夫でしょう。


 真っ新の雪面に穴が開いて、そこから小動物が周りを歩き回った足跡がついていました。ネズミの仕業でしょうか。


 臥龍山の上の方は雪が降っているかもしれません。


 松の種でしょうか?雪の上に所々落ちていました。雪はサラサラのパウダースノーです。


 雪が深く積もると登山道がどこか分からなくなるので下見に来たのですが、高いところにピンクのテープが巻いてあります。このコースは登山道の道幅も広いし、大丈夫でしょう。
 ヤドリギがたくさんあります。


 積雪は10〜15センチ位です。ブナの木を見ながら歩いていると飽きません。面白い形をした木が多いです。新緑の頃は綺麗だろうと思います。


 僅かに霧が漂うブナ林の中を歩いていきます。


 登山口から山頂まで標高差約400m。やっと標高1100mの林道終点に着く。ここから山頂までは標高差約120m。
 調べてみると遺体が遺棄されたのはこの周辺のようです。警察の看板が立っていました。


 ここには雪霊水という湧水があるのですが、雪の下でどこにあるのか分かりません。


 ここから最後の登りです。細かな雪が降っているので新品のミズノの雨具の上着だけ着ています。これは撥水性能を謳い文句にしているが、雨具の理に適っていると思います。雨具の表面が濡れなければ、雨具を通して中に雨が浸みることもないし、透湿素材の機能も十分に果たすことができる。しかし、私のように汗かきだと、どんな透湿素材でも蒸れて蒸れてどうしようもないのですが。


 山頂です。誰も来ていません。本当は下見のために聖湖キャンプ場の方に下山して、国道191号を歩いて戻ろうかとも考えていたのですが、雪の降った国道を歩くのは、いつスリップした車が突っ込んでこないとも限らないので止めにしました。


 下山時に表面がこぶ状の木を見つけました。下りは早足で歩きました。雪がクッションになって膝への負担もなく、快適です。ただ、転ぶたびにズボンへ雪がへばり付いて、そのたびに叩き落とすのが大変です。今日は普段着のズボンを履いています。私は大半は普段着のズボンですが。昔は、Musshuを履いていました。また、買おうかな。

【後書き】
 雪山に備えての下見のつもりが、雪の中の登山になってしまいました。臥龍山のブナ林は新緑の頃にも一見の価値があるように思います。来年の1月か2月にはスノーシューを履いて、歩く予定です。
 平岡都様に対し哀悼の意を表します。また、犯人が早く捕まりますように。

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