京丈山(1472m)

【前書き】
 カタクリの花を見てみたいと思い、候補に上げたのが、この京丈山(きょうのじょうさん)。開花状況はあまり芳しくない様なのだが、天気も良さそうなので急遽行くことに。カタクリなら寂地山にするかと迷ったが、一度は登ってみとくべきと会社同僚と一緒に前夜出発。
 ここでちょっと失敗。カーナビに頼って移動してたが、真夜中に着いたのが、二本杉峠。雁俣山登山口。全然、方向が違う場所。20:30に北九州を出発して、京丈山の第1登山口に着いたのが1時過ぎ。完全に車酔い。ダウン。

【年月日】’04.4.25(日)
【同行者】会社同僚1名
【コースタイム】柏川第1登山口(7:15)→第2登山口からの合流点(8:00)→京丈山(8:25)
         →カルスト地形地点(9時頃まで)→京丈山(9:50)→合流点(10:20)
         →柏川第1登山口(11:10)

【写真と解説】

柏川第1登山口
夜はどこが登山口か、良く分かりませんでした。林道を更に登った第2登山口から登るつもりだったのですが、場所が良く分からなかったので、この第1登山口から登ることにしました。

渓流沿いの良いコースです。第1登山口から登ってよかった!

帰りには、この辺一帯、登山者の車で溢れかえっていました。
落葉樹の森
暫く渓流沿いに歩いた後、更に高度を上げていくと、下草のほとんど無い新緑の森の中を歩いて行くことになります。

このすっきりした森は、関東では良く見ましたが、九州の山ではあまり見ない風景だと思います。

良かった。
何?
人にいつ踏まれてもおかしくない登山道のど真ん中に立っていました。

何だか良く分かりませんが。
カタクリの花
高度を上げていくとカタクリの花がポツリ、ポツリと目に入ってきますが、数は多くありません。

群落になってない!

この状態のカタクリの花は、全然いい所が無いです。
カタクリの花
山頂にもポツポツしか、カタクリの花はありませんでした。

写真に撮れる様な姿の良いのは、下山途中に撮ったこれ1株だけでした。

それにしても下山中に団体がどんどん登ってきましたが、カタクリの花よりも確実に人の数の方が多い状態。

なんで徒党を組んで登ってくるのかね〜。
山頂から北側
この日は雲一つ無い快晴。

今登ってきた柏川登山道方向です。

山頂はそれ程広くありません。10人も集まると結構ゆとりが無くなるかも。

こんな山に団体で押しかけるのは止めましょう。

長崎からも団体で来てたみたいだけど何しに来てるんでしょう。

カタクリは株自体があまり無いんだから。
カルスト地形
山頂から数百m、雁俣山の案内板の方向、南西方向に足を伸ばすと石灰岩のカルスト地形が現れます。

ガイド本によるとカタクリが咲くと書いてましたが、全く見当たりませんでした。

昔はあったんでしょうが、無くなったんでしょうね。
何の花?
カルスト地形の場所を良く見るとピンクや黄、薄紫の小さな可愛い花が咲いていました。

下山中も所々に咲いていました。

名前はその内、調べておきます。

【後書き】
 フクジュソウやカタクリの花は、落葉樹の森に咲く花ですが、落葉樹の森の新緑の季節は本当に良いです。
 ただ、カタクリの花もほとんど無いのに団体さんがどんどん押しかけてきて、この京丈山はこれだけの人を受け入れるだけの力は無い山だと思います。昔はもっとあったんでしょうが、このままいくとこの山のカタクリは無くなってしまうのではないかと心配です。

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