中摩殿畑山(なかまどんのはたやま)(991m)

【前書き】
 変な名前の山です。英彦山の東側に位置し、英彦山から犬ガ岳まで非常に良く見ることが出来ます。英彦山には良く登る割には、その遠景を見たことがありません。楽しみです。麓には吉峯雪舟庭があります。ゆっくり1日を過ごせると思います。

【年月日】’03.11.23(日)
【同行者】単独
【コースタイム】駐車場(9:40)→登山口(9:45)→下の林道(10:25)→上の林道(10:50-57)
         →山頂(11:10-45)→上の林道(12:00-10)→下の林道(12:35)→駐車場(13:05)
【標高差】駐車場が標高約475m位なので山頂まで約500mの標高差です。

【写真と解説】

212号線入り口の店
登山口は国道212号線の中摩から田野尾川沿いに岩伏まで入って行きます。

212号線の入り口にあるラーメン屋です。帰りにラーメンを食べましたが、かしわ出汁でかしわは軟らかく、こくがありました。

看板の溶岩地鶏焼きは、結構期待できそうな感じです。
駐車場入り口の案内板
『天の岩戸』と『西京橋』の案内です。下山後に行こうとしたのですが、砂防ダムの工事中(休日なので人はいませんでしたが)で、どこがどうなっているのか、解りませんでした。

後で聞いたら、工事現場を更にどんどん登ったら良かったとか。

多分、工事中は危険なので登らせてくれないと思いますが。
登山口手前の駐車場
ガイド本には、まだ載っていないと思います。雑に止めても10台位は駐車できると思います。

この日は、私の車1台のみでした。

登山口までは5分の距離なので、ここに駐車すべきと思います。
登山口
登山口です。右は民家で車の出入りがあるので、出来るだけここに止めずに駐車場に止めたほうが良いと思います。
中摩殿畑山山頂
山頂は余り広くありません。

八大龍王宮や他にも祭られています。

西から北に掛けては、英彦山から犬ガ岳まで非常に見晴らしが良いのですが、その他は木が邪魔をして良く見えません。
英彦山と鷹巣山
写真中央に英彦山、右に鷹巣山が見えています。
英彦山
右から英彦山の北岳、中岳、南岳です。

双眼鏡で見ると中岳の上宮がはっきりと見えます。

この日は、英彦山も野峠から犬ガ岳へも登山者が大勢いました。
野峠から犬ガ岳
鷹巣山の右には、野峠から犬ガ岳への稜線が見えます。

山頂にいると鹿の鳴き声が聞こえてきました。

麓では鹿が出てきて、被害があるようです。地元の人は林道のせいだろうと言ってました。
犬ガ岳拡大写真
左から一ノ岳、大竿峠、ニノ岳、甕ノ尾(犬ガ岳)です。

デジカメに10倍ズームが付いてますが、固定しないと上手く撮れないようです。今後は三脚を持参しようと思います。
雁股山と檜原山?
犬ガ岳の右には、まだ山が見えます。左側の山が雁股山、右に檜原山ではないかと思いますが、良く解りません。
吉峯雪舟庭の看板
登山口までの道は細くて、車の離合は困難です。帰りにこの看板を見つけて、ちょうど吉峯さんのおじいさんが道に出ておられたので、車を止めて見学させてもらうことにしました。

雪舟庭は吉峯さん家の裏にあるので道路からは、何処にあるのか分かりません。
吉峯雪舟庭
吉峯のおばあさんに庭の案内をして頂きました。庭は東向きなので午前中は日が当たりますが、午後は日陰になります。

お話によると東京や京都から専門家の方々が調査に見えたようです。

縁側でおばあさんにお茶を頂きました。縁側からは遠くに九重連山の硫黄岳の白煙が見えます。
京岩の案内板
雪舟庭には覗き岩があり、この京岩とワシ岩を見るようになっています。

この案内板は、雪舟庭の前の道路に立っています。
京岩とワシ岩
今年は紅葉が遅れている上にあまり出来が良くない様で、本当はもっと良い風景なんだと思います。

雪舟庭の覗き岩から覗くと京岩とワシ岩に主眼を置いた視点になります。
大任町から香春岳、福智山
帰りは野峠を通って、北九州に帰りました。

写真手前に削られた香春岳一ノ岳、右にニノ岳と一ノ岳。

写真中央に小さく牛斬山。

写真左に赤牟田の辻と福智山方面。
夕日の香春岳
香春岳は見る方角によって全く山容が異なりますが、この辺りから見た香春岳はなかなか良いと思います。

一ノ岳が削られてなければ、どんな感じだったか、見て見たいものです。

【後書き】
 ちょっと気軽な気分で中摩殿畑山に行ったのですが、写真撮影や雪舟庭でゆっくりしたこともあり、帰りは夕方になりました。雪舟庭の吉峰さんには柿まで貰い有難うございました。
 山登りのついでに、雪舟庭に興味のある方は、吉峰さんに声を掛けて庭を見せてもらったらよいと思います。

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