障子ガ岳(427m)

【前書き】
 障子ガ岳は、JR日田彦山線の採銅所駅の東に位置する山で、採銅所駅を挟んで香春岳と相対しています。山頂は山城跡で綺麗に整備されています。標高が低い割には360度の展望が得られ、ここに山城を築いた訳が解るような気になります。
 山頂からは、東に周防灘、南に飯岳山(大阪山)、西に香春岳と牛斬山そして福智山に続く稜線、北には龍ガ鼻と平尾台が見えます。今回も晴れの予報なので山頂からの展望を楽しみに登りましたが、残念ながら霞んで綺麗な風景は見えませんでした。
 山に登る人間は、特に写真を撮ることを目的にする場合は、天気予報を当てにするのではなく、天気図から自分でも天気を判断しないと駄目だと思いました。なぜなら、晴れの定義は、雲量2〜8ですよ。空の8割近くが雲で覆われていても晴れですから。

【年月日】’03年11月16日(日)
【同行者】会社同僚1名
【コースタイム】県道64号線沿い登山口(8:10)→砦跡(9:10)→障子ガ岳(9:30-55)
         →砦跡(10:05)→味見峠(10:35)→登山口(11:20)

【写真と解説】

採銅所駅から見た障子ガ岳
採銅所駅横の駐車場から障子ガ岳が見えています。写真中央の平らな台地状の部分が北の丸跡だと思います。

障子ガ岳は、香春岳や牛斬山からも見えますが、この北の丸跡を目印にすると見つけやすいと思います。
登山口の案内板
県道64号線の味見トンネルを出て行橋側に約500m位行くと右に登山口の案内板があります。

駐車スペースは、あまり有りません。
砦跡から見た北の丸跡
砦跡から山頂の北の丸跡を見ました。付近には桜の木やその他の木が植えてあり、綺麗に整備されています。
馬場跡から二の丸跡
本丸跡が山頂です。山城らしく、山頂付近には、北の丸跡、空堀跡、馬場跡、二の丸跡、本丸跡がコンパクトに収まっています。
馬場跡の案内板
案内板によれば、1336年に障子ガ岳城が築城され、戦乱で城主が次々と代わるなかで1587年には豊臣秀吉も入城したとか。
本丸跡から飯岳山
比較的近くに飯岳山(大阪山)が見えます。
香春岳と牛斬山
西の方に香春岳の二の岳(左)と三の岳が見えています。霞んで残念。直ぐ目の前です。右奥には先日登った牛斬山が見えています。
採銅所駅方面
日田彦山線と国道322号線が、龍ガ鼻から障子ガ岳に掛けての山並みと福智山から牛斬山に掛けての山並みに挟まれている事がわかります。

写真中央は先日、牛斬山から下山してきた村です。
本丸跡から北の丸跡
本丸跡から北の丸跡を見ました。綺麗に草木が刈られています。地元の有志の方々が、荒れていた城跡を整備されたのだそうです。

【後書き】
 天気が余り良くなくて残念でした。この日は下山後の昼過ぎて結構天気が良くなりました。このパターン多いです。しかし、今回はアケビを見つけて食べることが出来ました。ほのかな甘さが何とも言えません。これで良しとするか。

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