渡神岳(1150m)
【前書き】
天気が良いので登ったことがない山に行きたいのだが、行く山が決まらない。朝、布団の中で山の本を見たり、地図を見て、思いつきで津江山地の渡神岳に行くことにする。
【年月日】’09.4.18(土)
【コースタイム】椿ヶ鼻ハイランドパーク駐車場(11:25)→渡神岳(13:00-10)→駐車場(14:30)
【同行者】単独
【写真と解説】
朝、思いつきで決めたので、下調べも良くしていません。カーナビに椿ヶ鼻ハイランドパークを入力して、出発です。
しかし、津江の山中を走っていると山陰でGPSの電波の受信状態が悪く、しばしば現在位置が分からなくなりました。
椿ヶ鼻ハイランドパークの手前で渡神岳の標識に従って走っていたら、どんどん山頂に近づいていくので引き返したりして、だいぶ時間をロスしました。
椿ヶ鼻ハイランドパークには大きな風力発電の風車が2機建っています。その前の広場が駐車場でその端に登山口がありました。
ここの標高が943mですから、渡神岳との標高差は200mしかありません。
途中のアプローチはあまりアップダウンもなく歩きやすいのですが、杉などの植林で全然面白くありません。
時々、これから登る渡神岳の姿が見えます。
杉林の中にはショウジョウバカマが咲いていましたが、ほとんど盛りを過ぎていました。
ヤマエンゴサクでしょうか。シオジ林の水場付近からたくさん咲いていました。
木の脇に小さく咲いていたので、珍しい花かと思ったのですが、帰りに群生しているのを見て、雑草?かと思ったり。
ハルトラノオもたくさん咲いていました。
山頂手前にはシャクナゲの木がありましたが、花芽はほとんど付いていませんでした。
山頂少し手前まで来ると登山道の真ん中にストックが置かれて、人の足が見えています。ひょっとして人が倒れているのなら、救助しないといけない?「こりゃやばいことになった、自分一人の体重も満足に支えられないのにどうしよう」と考えながら進むと中高年の男性が座り込んで弁当を食べている。
さらに前方を見ると登山道脇にずらっと中高年の男女が座り込んで食事中。
山頂に着いて分かりました。山頂は狭くて、直射日光が厳しい。だから団体は登山道で飯を食うしかなかったのです。
山頂からは遠くに涌蓋山や九重の山が見えていましたが、霞んでいたので写真には撮れませんでした。
アセビも終わりかけでした。
【後書き】
自然林は山頂付近だけで、アプローチの大半は植林帯。渡神岳は神体山だそうですが、神様も泣いていることでしょう。
アップダウンが少ないので膝には負担をあまり掛けない山行になりましたが、何となく物足りない山でした。
釈迦ヶ岳と御前岳が西北西にあります。こんなに近いとは意識していませんでした。