津波戸山

【前書き】
 体調があまり良くないので山行の予定も無かったのですが、朝起きると非常に天気が良かったので、75歳と68歳の義父母を連れて津波戸山に行きました。この日は地元の人によると入山者50〜60名で最高の人出だとか。山口、久留米方面からの団体や佐賀ナンバーの車も止まっていました。

【年月日】’02.11.17(日)
【同行者】義父母
【コースタイム】登山口手前駐車地点(11:05)→登山口(11:25)→K(12:10)→展望台(13:30〜
         14:05)→三角点(14:10)→(谷底コース)→登山口(15:10)

【写真と解説】

登山口手前から津波登山
津波戸山は山頂へは道が無いので、写真右の展望台まで登ります。

案内板によると西展望台の標識があったので写真上段左の岩場まで行けると思います。

雲ひとつ無い最高の天気でした。
何の花でしょう?
赤紫の綺麗な花が咲いていました。何の花か良く分かりません。

接写が出来ないのでつらい。早くデジカメを買いたい。
巡拝路Kから展望台
12番から展望台を眺めています。やっぱり天気が良いと写真の写りが少しは良いようです。

下にある10月14日山行の写真と見比べてください。
展望台から
義父母も問題なく、巡拝路を辿って展望台まで着きました。

巡拝路は岩場の稜線を歩く部分が多いので、ここ展望台から先程すれ違った人と合図を送りあうことが出来ます。
展望台から山頂方面
展望台から山頂方面を見たものです。山頂は尾根に出て東側にあるようですが、ここ展望台は西側にあります。更に西に数分歩くと三角点があります。

【後書き】
 地元の人の話によると登山口に駐車されると農作業の車が転回出来ないので、公民館に駐車して下さいとのことでした。今回、初めて数人の地元の人と話をする機会がありましたが、皆さん登山者を暖かく迎えてくださっています。私たちも地元の人に迷惑を掛けないようにしたいものです。
 今回、75歳と68歳の義父母も登りましたが、巡拝路は危険な個所が多く、油断すると事故を発生する可能性のある山なので、子供と完全な初心者だけの登山はお薦めできません。


【前書き】
 津波戸山は、大分県の国東半島の付け根にある山で宇佐の近くにあります。山と渓谷社の分県登山ガイド『大分県の山』に記述してある谷底のコースを辿ったのでは、この山の魅力を味わうことはできないと思います。
 岩稜コースの途中から見上げる展望所の岩場は、大崩山で坊主岩や湧塚を見上げるような感じです。1日掛けて歩き回るにふさわしい山だと思います。
 尚、車でのアプローチは駐車スペースがほとんど無いので止めたほうが良いでしょう。また、単独での登山は、少し危険かもしれないので、お薦めできません。
 とにかくこの山に登るなら登山口と旧海蔵寺跡の案内板に記載してある御地蔵様散策コースをお薦めします。

【年月日】’02.10.14(月)
【同行者】単独
【コースタイム】登山口(6:40)→旧海蔵寺跡(6:50)→B〜Pコース→Pから先道に迷う(7:30〜8:30)
         →27番に到着→水月寺奥の院(9:25)→展望所(9:30-50)→(谷底コース)
         →登山口(10:45)

【写真と解説】

旧海蔵寺跡の案内板 旧海蔵寺跡の巡拝道案内図
これと同じ内容の案内板が登山口にも立っています。

この案内板のコース番号は、御地蔵さんの土台に書いてある番号だと思います。

従って、この山に登るときには、この案内板を頭に入れて、御地蔵さんの番号を確認しながら登ると良いと思います。
糸トンボ? 糸トンボ?
旧海蔵寺跡の近くに池がありますが、その近くを小さなトンボが飛んでいました。

小学生の頃、よく糸トンボを採っていましたが、最近は全然見かけなくなりました。

このトンボは、糸トンボより少し大きく、色も地味です。
Bコースの状況 Bコース途中
実は案内板の意味をよく理解しないまま歩いていると、登山道にBコースの入り口の案内板があったので何も考えずに入っていきました。

この時点では、番号の意味や地形等は全く頭に入っていませんでした。
17番御地蔵さん 12番御地蔵さんと展望台?
結構苦労しながら12番の御地蔵さんまでたどり着きました。

危険個所には新しいぴかぴかのクサリが付けてありました。但し、ほとんど垂直の2.5m位の壁があったりするので単独では足の掛け場が分からず腕力だけで降りたりもしました。

この12番がどんな場所かは、後の写真を見てください。この後、約1時間道に迷いました。
17番から周囲の風景 12番から見た周囲の風景
12番は下の写真で分かるように周囲は断崖です。高所恐怖症の私は、ビビリっぱなしでしたが、景色のよさに見とれていました。

この後、どこに行けばよいか分からなくなり、一旦ロープに従って谷に下り、谷を登って行ったところ、道は無くなってしまいました。

正解は谷を下るべきだったようです。
27,37番から見た17番 12番の岩峰
谷を少し下ると左にクサリかロープがあったので、それを登ると27と37の御地蔵さんが有りました。正面に12番の御地蔵さんの岩峰が見えています。

この足元にはアリ地獄のすり鉢状の巣がたくさんありました。初めてアリ地獄を見ました。
展望台からの風景 展望台からの景色
津波戸山山頂へは案内板はあったようですが、道もあまりはっきりしないようなので行きませんでした。

展望所のほうが有名なようです。

写真中央に12番が見えます。これらの岩峰のいたるところに御地蔵さんが置いてある訳です。

この展望所に来て初めて巡拝道の概略がつかめたような気がしました。
津波戸山 津波戸山
登山口下の民家と津波戸山です。

道路は狭くて、駐車スペースはほとんど無い(3〜4台)ので車はお薦めできません。

道には迷いましたが、楽しい山でした。
水月旅館前から 水月旅館前から
津波戸山登山口への案内板がいたるところに建っていました。

また、訪れたい山です。

【後書き】
 大崩を思わせる岩峰とオリエンテーリングのような巡拝路。非常に楽しい山でした。単独登山は止めたほうが良いでしょう。分県登山ガイドによると狩猟期間中(11月15日〜2月15日)は要注意である、と記載してあるので気をつけたほうが良いのかもしれません。

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