釣ったアオリイカでイカ飯を作る
アオリイカは『イカの女王』と言われるように美味い。
刺身、一夜干し、天ぷら、どれも美味い。
若い頃から釣りは好きだった。昔は投げ釣り。東京出張時、寝台夜行列車の中で読むために投げ釣りの雑誌をバッグに入れていた。
その後、チヌというものを一度釣ってみたいとウキ釣りもやってみて、それなりの釣果を上げ40cmを超えるチヌも釣ったし、数釣りもした。
思い起こせば小学校6年生の時に近所の陥落池で空き缶に糸を撒いた投げ釣りで釣った39cmのフナの魚拓も残っている。
歳をとって釣りにも行かなくなったが、数年前、娘婿が作ったアオリイカの一夜干しを食べてその旨さに感動した。
アオリイカのエギによる釣り、即ちエギングに嵌ったのはそれからである。
エギングを本格的に始めたのは一昨年の秋。昨年春は7杯。秋は20数杯釣った。
アオリイカは基本的に一年生で春に生まれて翌年の春に産卵して死ぬ。従って、秋は春に生まれた新子で小型が数多く釣れ、春は産卵前後の大型が釣れる。
私は秋の小型は大半を一夜干しにして、春の大型は刺身にする。
エギングをしていると自分の技量は大丈夫なのか、もっと釣れる技法があるのではないかと考える。時代は進歩した。ネットで検索すればユーチューブに山ほどエギングのやり方が載っている。しかし、大半は言葉使いも人前でプレゼンテーションの方法も知らない兄ちゃんがだらだらとメリハリ無くしゃべる、要するに退屈なサイトが多い。そんな中で私が時々見るのが『日本の釣り』と『みかんガール』のサイトである。
『日本の釣り』はエギングに関して主張が一段シャクリで単純明快であり、釣り場と画像が鮮明で綺麗、更に釣った後の調理と食事の画像が楽しめる。特に釣りが終わった夕暮れ後、釣ったアオリイカを現場で天ぷらで食べる場面は食事の音も含めて美味しそうで興味深い。また、今回のイカ飯を作るきっかけにもなった料理場面も有難い。今日のイカ飯はこの『日本の釣り』を参考にして作った。
今回のアオリイカは6日に下関で釣った。秋まで釣れたアオリイカは水温が16℃以下になると深場に潜ると言われている。エギングは風が強いと道糸(ライン)が風に流されるので当りも取り辛く、北風が強くなる冬場は釣りにならない日が多い。そんな中で偶々風が弱くて天気も良く、水温もギリギリ16℃だった下関で日没後にようやく釣れた1杯だった。

釣った直後に〆た時は体が透明になったが一晩チルドに入れた後は写真の通り褐色になった。胴長20cm、重量420gの中型。
まず胴から頭と内臓を引き抜いて、胴内のえらを取り、ゲソを適当な長さに切り分ける。

一晩水に浸したもち米をイカの胴内に詰めてもち米が胴内から出ないように口を爪楊枝で綴じる。今回はイカの大きさから勘でもち米四分の一合を入れた。
これを水400mL、醤油大匙3、みりん大匙3、酒大匙2杯を入れた鍋で約1時間煮る。
煮る前。
煮た後。もち米が膨れて胴がパンパン。
まあ、それなりの出来かな。
食べた感想は、もち米に味が沁みてない!煮始める前に予めイカの胴内に煮汁を入れておいた方が良かったかもしれない。
しかし、煮ながら時々つまみ食いしたゲソは柔らかくて非常に美味かった。
という事は、アオリイカと大根又は里芋と煮物にしたら相当美味しいだろうと思う。
(2026年1月9日 記)