尿管結石で苦しむ!

 尿管(尿路)結石は腎臓で生成した石が膀胱へ繋がる尿管に詰まる病気です。石が尿管に詰まると尿が正常に膀胱に送られなくなる為、尿管内や腎盂の内圧が高くなり腰背部や側腹部に掛けて激痛が生じると言われています。

 この尿管結石の激痛は三大激痛の一つに入っているくらい激しいものです。そして再発率も高いのです。私も過去に2度激しい痛みを経験して、そして3度目の痛みが現在じわじわと。

 1回目は約23年前。今から仕事だという夕方、いきなり腹部に激痛が走り、立っていられない状態で横になりたいのだが、急に吐き気も生じて、流し台の縁に掴まりながら嘔吐。同僚が直ぐに車で救急病院に搬送してくれ、痛み止めの処置をしてもらい暫くすると痛みは無くなった。この時、病気は確定しなかったが尿管結石ではないか?というのが医者の見立てだった。

 2回目は5年前の5月。この時は10日位前から腰背部に違和感が生じ、何か変だと思っていた。その10日後、島根で農作業中に左腹部が重く、気分も悪くなり作業を中止して横になっていたら少し回復したので慌てて島根から帰るが帰宅後、再び気分が悪くなる。翌日、内科のエコーで左腎盂が腫れており、尿管結石と診断され、痛み止めももらうが、午後に猛烈に痛みだし、泌尿器科に行く。結局、X線で結石は確認できないものの座薬でも痛みは治まらず、痛み止めの注射を打ってもらい、帰ろうとしたら再び激痛で嘔吐。家に帰って、夜になってやっと痛みが治まった。ところが二日後の夕方、正信偈のお勤めをしている最中に再び痛みが生じ、直ぐに痛み止めを服用して治まったのでした。

 3回目は今年4月にコロナに罹って1週間経過して治りかけたその時に左腰背部激痛で始まりました。今回もX線で結石は確認できず、血尿も無いものの何らかの炎症は起こしているらしい。CTを撮れば尿管結石か否かの確認が出来るというが、掛かった病院にCTが無いので別の病院にわざわざ出掛けるのが面倒なので結石の溶解と排出を促進するという薬をもらって帰った。医者はガンの可能性も否定できないというが、痛みの感覚からすると尿管結石に間違いないと考えている。前の2回と違って今回は痛みが弱いが1ヶ月以上腰痛が続いている。調べてみると結石の大きさや位置によって膀胱に石が排出されるまで長い場合、数十日を要する事もあるというから気長に待つしかない。
 今回は石の排出を促進するために毎日水を2L以上飲むようにしている

 尿管結石の主成分としては、80〜90%が蓚酸カルシウムやリン酸カルシウムのカルシウム系残りが尿酸やシスチン酸の有機系。シスチン酸結石は遺伝性疾患で1〜2%というから10〜20%程度が尿酸結石ということか。

 さて、自分の結石の種類を考えてみるとこれまで何度かX線で調べたが、一度も結石が確認されたことがない。従って、X線に写り難い尿酸結石ではないかと思う。
 2001年から健康診断の結果を一覧表にまとめているが、過去の尿酸値は最も低い時で6.1、最高値は9.0、平均値は7.6で相当やばい状態。尿酸値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症と判定されるので、自分は若い時からほぼ間違いなく高尿酸血症であったと考えられる。尿酸値が高くても痛風発作が出なければ良いや!と軽く考えていたが、これが大きな間違いであることに最近気が付いた。

 40代だったと思うが腹部CT検査を受けたことがある。その時、下降大動脈の一部がキラキラと白く輝いているのを見つけた。医者に聞くと動脈硬化して石灰が沈着しているという。その当時は血圧はずっと全く問題無かったので何故だろうとずっと考えていたが、最近になって尿酸が血管壁を傷つけることを初めて知った。高尿酸で石灰化したのか否かは分からないが高尿酸が血管にも良くないことは明らかである。高尿酸が血管にダメージを与えるから血管が密集している腎臓などにも悪影響を与える。動脈硬化を促進する。要するに血管に炎症を生じさせるのである。高齢で亡くなった人の血管を解剖すると多くの個所で炎症の跡が認められるというから血管に炎症を生じさせる尿酸は相当な問題物質と考えた方が良いと思う。

 今考えると昨年、一昨年と痛風発作も出ている。体中が尿酸で満たされている。尿酸値を下げる薬を飲めば良いのかもしれないが、高尿酸血症になっている原因によっては相当長期間飲み続ける必要があるらしい。また尿酸自体の溶解性が低いため体の中に蓄積された尿酸を体外に排出させるのは中々難しい。

 取り合えず、高尿酸対策として自分としては、毎日水を2L飲んで様子を見てみようと思う。ただでさえも歳をとってトイレが近いのに水を2Lも断続的に飲むと昼間は約1時間おきにトイレに行くことになるがこれも仕方がない。

 最後に医学は本当に科学なのか?、自分は相当不信感を持っている。テレビの医療番組は最近少し減ってきたが、医者たちは直ぐにエビデンスというが、彼らのいうエビデンスはどこまで信用できるのか?じる者は騙されることもあると私は考えている。その典型がこの結石問題なのである。

 昔、NHKだったと思うが、腎結石や尿管結石などの入院患者の病院での様子を紹介していた。入院とはいっても患者はベッドで寝ることは許されないのである、と紹介していた。毎日、バケツ一杯分?の水を飲み、暇があったら病院の階段を上ったり、下りたり運動するのである。そして当時の食事療法はカルシウムの摂取制限だったのである。
 例えば、蓚酸結石の生成を化学反応式で示すと以下のようになる。因みに蓚酸はホーレンソーに比較的たっぷり含まれている。
            Ca2++(COO)2−→Ca(COO)↓          Ca2+:カルシウムイオン    (COO)2−:蓚酸イオン      Ca(COO):蓚酸カルシウム

 つい最近まで、10年か20年前位だろうか。偉いお医者さんたちはカルシウム系結石の生成を抑制するためにカルシウムの摂取を抑制する食事を推奨していたのである。小学生でも理解できる話である。だから怖いのである。

 最近は医者は何と言っているか。100%真逆の事を言っているのである。要するにカルシウムをたっぷり摂取しましょうと。何故か?

 腸の中で上の化学反応を生じさせて、腸の中で蓚酸カルシウムを生成させれば、蓚酸は腸から吸収されることは無いので血中あるいは尿中の蓚酸濃度が低くなり、結石の生成が抑制されるという理屈
 食べた食物に含まれる蓚酸の量よりも過剰のカルシウムを摂取すれば、腸内で蓚酸を蓚酸カルシウムとして除去、即ち、腸から蓚酸が吸収されないのである。

 要するに血中や尿中での蓚酸カルシムの生成を抑制させるためにカルシウム濃度か蓚酸濃度をコントロールする必要がある中でカルシウムは人体にとって大切な成分なので蓚酸の方をコントロールしようという発想だと思うのだが、昔の食事療法を唱えるに至った医者たちのエビデンスと言うものを一度拝見してみたいものである。多分、嘘八百を並べた出鱈目な事ばかり書いた論文がボロボロ出てくるのではないか。それとも昔何かで聞いたことがあるのだが、医療行為の60〜70%は理屈ではなく、経験に基づいている、のだろうか?

 まあ医者の話は話半分で聞いておくのが良いと私は考えている。

(2024年5月26日 記)

TOPページに戻る