高市政権は短命に終わる!
自民党が石破茂首相を引きずり下ろして、アベノミクスを踏襲するという高市早苗を総裁に選び、高市政権が発足した。
先月始まった臨時国会では物価高対策が最重要課題だという。しかし、良く考えてほしい。なぜ、物価高に日本は苦しんでいるのか。例えば、原油価格は下がっているのに。
原因は明確である。アベノミクスによる円安である。第2次政権で安倍は首相になると『輪転機で札を刷れば良い』と豪語した。そして、金融緩和と積極財政で市場に札をばらまいた。無責任に輪転機で札を刷れば、円の価値が下がり、円安になるのは小学生でも理解できる。
当時からアベノミクスを批判する学者は多かったが、例えば、アホノミクスとして批判した浜矩子の本などは書店でよく目にした。
今でも高市早苗のように安倍晋三を評価する政治家は多いが、彼は一体何の実績を上げたのか。悪行の方が圧倒的に多い。例えば、
@アベノミクスにより安倍が死んだ後も円安が続き、物価高により国民を苦しませ続けている。
A企業と富裕層が儲かればその内労働者も豊かになるというトリクルダウン理論(おこぼれ経済)を推進したが、安倍政権の間中、労働者の実質賃金は低下し続けた。
B自民党の選挙対策のために反社集団である統一教会を賛美して日本人の犠牲を拡大させた。
この安倍の悪行を世に知らしめる原因となった山上徹也被告の功績は大きい。彼がいなければ未だに統一教会は日本でのさばり韓国に毎年何百億円も送金していたはずである。
C森友、加計、桜を見る会など政治を私物化した。結果として公文書改ざん及び関連公務員を死に至らせる原因を作った。
D『台湾有事は日本有事』と言う日本を戦争に導く危険な概念を提示した。
結局、物価高の原因を作ったのも安倍、この物価高に耐えられない貧しい国民を作ったのも安倍なのである。
しかるに高市政権はアベノミクスを踏襲するという。その影響で既に円安がさらに加速した。要するに物価高の原因がより悪化したのである。円安を止めるには本来なら公定歩合を上げるべきであるが高市政権はそれに圧力を掛けている。物価高対策の財源も無い。国債を発行すればさらに円安は進行する。トランプとの会談で防衛費のGDP2%を前倒しで実行するとしたが、財源はどうするのか?
高市のやろうとしている政策は全て円安を進行させる方向である。結果として物価はさらに上昇するのである。
高市は言う。政府による成長産業への積極投資で企業が儲かれば税収も増大する。日本は豊かになると。高市が本気でそんなことが可能と考えているなら大バカ者である。何故なら日本政府にそんな能力は無いからである。過去の実績を見れば明らかであろう。一昔前、半導体製造、太陽光パネル、リチウムイオン電池の開発。全て日本が最先端であったが全てアメリカと中国に奪われたではないか。日本政府は日本の最先端技術を守るどころか、潰してきたのである。
最後に高市早苗がどれ程卑怯で一貫性のない人間か過去の事例から示しておこう。
【放送法に関する総務省内部文書に関する件】
高市は過去に自民党の意に沿わない民放の免許取り消の可能性に言及するなど右派の横暴ぶりを発揮していた。2023年3月3日に立憲民主党の小西議員が参院予算委員会で放送法の公平性に関する官邸と総務省がやりとりした内部文書を示して質問したところ、高市は書かれている自身の発言等について『全くの捏造だ』とし、「仮に捏造でなければ、議員辞職するか」と問われ、高市は『結構だ』と答えた。
総務省の飯倉主税放送政策課長は3月22日にこの文書に関し、「捏造ではないと考えている」と結論づけている。
捏造でなければ議員辞職すると言ってたのに辞職しない卑怯で口だけの高市。
【靖国神社参拝取りやめの件】
高市は2022年2月の講演で、自身が首相に就任した場合は靖国神社参拝を続ける意向を示し、「(参拝を)やめれば相手がつけあがる」と述べていた。しかし、首相になった途端に参拝を止めた。
そもそも靖国神社は明治維新の官軍の死者を祭ったもので国として靖国神社を参拝するのも推奨するのも憲法違反である。戦没者の慰霊を靖国で行おうとする発想自体がおかしい。
さらに天皇陛下も参拝していないのである。即ち、靖国参拝は平和を尊ぶ天皇陛下の意に背く行為なのである。
【村山談話継承の件】
戦後50周年の1995年に当時の村山富市首相が談話を発表した。その要旨は、アジア地域に対する日本の「植民地支配」「侵略」を疑いようのない「歴史の事実」と認定し、「痛切な反省」に基づいて「心からのお詫び」をするという内容であった。
これに対して当時高市は「国民的議論もせずに勝手に日本の行為を侵略であったと決めつけるな」という意の反論を村山首相にしている。
私は高市に言いたい。そもそもこの戦争の日本国自らの総括をしなかったのは自民党の責任ではないかと。岸信介などは終戦後、直ぐに戦争賛美の活動を始めている。全く反省も総括もしていないし、やる気も無い。そして、一人前に東京裁判を批判することはやっている。
今月7日、衆院予算委員会で高市は「これまでの内閣総理大臣談話を含めて、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでおり、これからも引き継いでいく」と述べた。
石破首相は「首相になっても自分のやりたいことが出来ない」と愚痴を言い、批判も浴びた。
高市も早くも同じ道を辿っている。少数与党で維新だけでなく、あの反社の認定を受けたNHK党と会派を組んだのだから酷い話である。
残念ながら高市政権は短命で終わるだろうし、終わらせなければ日本は世界の中心で輝くどころか、滅びてしまうだろう。
(2025年11月12日 記)