トランプの腰巾着である安倍首相がトランプをノーベル平和賞に推薦した話

 ノーベル平和賞にトランプ大統領を推薦したコピーが安倍首相から届いたとトランプがうれしそうにわめいている。日本の属国精神もここまで来たかと思う。

 もし本当にトランプが北朝鮮問題を解決したのなら、また、すると確信するのなら莫大な費用の掛かるイージスアショアの購入をまず止めるべきである。しかし、安倍にはそれは出来ない。なぜならイージスアショアの購入は日本防衛の為ではなく、アメリカの為にお金を使う、即ち、貢ぐことが目的だからである。

 そもそもICBMが危険とか、怖いとか政府やマスコミが煽って騒いでいるが、ICBMは大陸間弾道ミサイルというように大陸間を飛ぶからアメリカが怖がっているのであって、そもそも日本のような近距離に使うものではないので何も日本が怖がる必要は無い。

 防衛省のHPにも詳しく解説してあるように日本を対象にしたミサイルはスカッドERやノドンである。核弾頭だけが怖いのではない。化学兵器や生物兵器もこれらのミサイルに搭載可能と考えた方が良い。スカッドは800基以上、ノドンは約300基程度保有していると言われている。これらは日本を目標にしている。これらを一度に、または波状に打ち込まれたらアメリカから買わされている迎撃システムは全く役に立たない。即ち、イージス艦やイージスアショアなどの迎撃システムは日本の防衛には全く何の役にも立たないのである。だから、これらを廃棄させて始めて日本の安全が確保されたと言えるのである。

 これら日本を対象にした攻撃兵器の抑制に全く無関心なトランプをノーベル平和賞に推薦するべき理由は全く無い。むしろトランプが次の大統領選挙目当てで適当な妥協を金正恩としたら北朝鮮の秘密基地を野放しにすることになり「完全かつ検証可能で非可逆的な非核化」は有名無実となる。こうなることが一番怖い。そうなる可能性が高いこの時期に何故安倍はトランプをノーベル平和賞に推薦するのか。日本の安全を全く省みない安倍といわざるを得ない。

 トランプは安倍から推薦されたと喜んでいるが、これを聞いて世界中の心ある人々は何というだろうか。「腰巾着安倍」だけならまだ良いが、「属国日本」とまで言われるのが辛い。

 このニュースが出てから推薦したのは文大統領ではないのか、とか真偽が色々言われているが、官邸から否定の発表が無いのは、腰巾着と思われるのがうれしいからだろう。

(2019年2月16日 記)

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