浅間山(831.5m)
【前書き】
最近、英彦山周辺の山を歩き始めました。登山道も明確でない苅又山や三陀山とか。特に三陀山は谷が綺麗なのでその内、また登りたいと考えています。
英彦山周辺には、二万五千分の一地形図を見ても登山道の描いてない山が幾つもあります。そこで西日本新聞社発行の「福岡県無名山301山(見つけようふるさとの山河)」を購入しました。その本の中でAクラスに挙げられ、現在は登山道も整備された宝珠山村の浅間山に行くことにしました。
浅間山は筑前岩屋駅の北東約2kmに位置する山で、二万五千分の一地形図では無名、831.5mピークが浅間山です。また、浅間山の西北西に位置する704mピークがコース中の展望台だと思います。
この時期、九重の花を見にも行きたいが、人込みは嫌いなので、あえて静かな山へ。
【年月日】’05.5.28(土)
【コースタイム】筑前岩屋駅(11:10)→(林道第1屋椎線→大日福井線
計2.2km)→登山口(11:50)
→分岐(12:05)→山頂(13:00-15)→北尾根(13:40)→展望台(14:10)
→分岐(14:50)→登山口(15:05)→筑前岩屋(15:35)
【同行者】単独
【場所】国土地理院 ウオッちず地図閲覧サービス(試験公開) 503017 2万5千分1地形図名:英彦山 [南西]
【写真と解説】
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筑前岩屋駅付近から浅間山 |
少し拡大してますが、岩屋駅を出ると北東の方向に浅間山が見えています。 駅を出ると道の要所要所に浅間山の道案内が出ているので見逃さなければ迷うことは無いと思います。 岩屋駅から登山口まで2.2kmです。 岩屋駅を出て少し北上すると右に分岐する道(林道屋椎線)があるので、そちらに行きます。 |
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登山口 |
登山口までは車でも来れます。 駐車は4〜5台位は可能と思います。 ここもやはり昨年の台風の影響で風倒木が多く、平日は木の切り出し作業が行われているようなので路上駐車は止めといた方が良いと思います。 ヘビイチゴと言うのかな?、結構たくさん道に成ってました。 |
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登山道分岐 |
浅間山は四角く周遊コースになっています。 写真の大岩から案内板の通りに右に行くと浅間山の西尾根を登るコースになります。 山頂から更に北上し、北の尾根を西行、南下すると写真の大岩の左に出てきます。 どちら向きに回るのが良いか? 安全面を考えたら傾斜が急な西尾根を登りに使った方が良いと思います。即ち、案内板通りに行けば良いでしょう。 |
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浅間山山頂 |
山頂はそんなに広くありません。 コースにはテープと案内板が有るので迷うことは無いでしょう。 登りのコースは、まだ整備されたばかりの感じがありありで、結構強引に登ってる感じがします。 下山はそのまま山頂を東方向に進んでください。そうすれば、直ぐに北側に方向を変えて行きます。 |
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山頂から岩屋駅方面 |
山頂からは南面が僅かに見えます。 写真右の山は宝珠山です。(その後、宝珠山という山は存在しないことを知りました。この山は城ヶ迫だと思います。姿の良い山です。) 北側には釈迦ヶ岳〜岳減鬼山の尾根が東西に走っていますが、木で良く見えません。 |
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釈迦ガ岳〜岳滅鬼山の縦走路 |
北側尾根を歩いていると北に釈迦ガ岳〜岳滅鬼山の縦走路が続いているのが見えます。 非常に気持ちの良さそうなコースに見えるのですが、釈迦ガ岳〜岳滅鬼山の間を歩いたことが無いので分かりません。 浅間山も地形図上に登山道だけでなく、林道も描いてないので、自分の位置を確認しながら歩きました。 しばしば、地形図を眺めながら歩いているとまだ、充分地図の見方が分かっていない自分に気が付きました。けど、自分の辿ったコース位は地形図上に落とせますけど。 |
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展望台から浅間山 |
浅間山山頂から東側の道を辿ると直ぐ北に方向を変え、尾根に出るとT字路になってますが西に進みます。 展望台は地図上の704mピークだと思いますが、浅間山が良く見えます。 浅間山の右の尾根が登り道、左の尾根が今下ってきた道です。 展望台は下山コースから少し外れていて、片道5分です。 |
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炭焼き窯跡 |
展望台からコースに戻り、下りに入ると炭焼き窯跡が4箇所程度あります。 昔は人がかなり生活の場に使っていたのだと思います。この写真の炭焼き窯は一番大きいのもです。 炭焼き窯がある辺りは自然林ですが、この大きな炭焼き窯から下は杉の植林に変わります。 尾根からここまで樹林で地表はかなり薄暗かったです。 |
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水場 |
炭焼き窯跡を更に下ると右側に水が流れ始めます。 山で生活していた人がいたのだから水が近くにあるのは当然です。 岩をちょろちょろと水が流れていました。 |
【後書き】
特に「おお〜。素晴らしい!」と言うほどでもありませんでした。ただ、山頂の北尾根T字路を右に取ると岳滅鬼山に繋がっているのではないかと考えているのですが。もしそうなら、縦走コースとして使うのも一つの手だと思います。
もう虫が多いので、涼しい時期の登山がお奨めです。