阿蘇高岳(1592m)
【前書き】
阿蘇高岳には、以前にも登った事がありますが、ガスの中で何も見えず、仙酔尾根を登るのが結構、急勾配で怖かった記憶があります。NHKで仙酔峡のミヤマキリシマが見ごろになっていると言ってましたので、会社の同僚と一緒に登る事にしました。人で混雑するのは、大嫌いなので、金曜夜に出発して、仙酔峡の駐車場で車中泊し、朝一で登り始める予定でしたが、途中に一般車乗り入れ禁止の看板が有りびっくり。取り敢えず、看板に従い、青年の家の駐車場で車中泊。一人いびきがうるさいと言う前評判があったので、私は外で一人用テントで泊まり。
翌朝、シャトルバスが出る古代の森美術館に車を移して、7:00出発のシャトルバスに乗り、仙酔峡へ。
今回は膝も良くないし、同僚は山はほとんど初めてなので超ゆっくり。下りはロープウェイを使用しました。
【年月日】’03.5.17(土)
【同行者】会社の同僚2名
【コースタイム】古代の森美術館(7:00)→(シャトルバス)→仙酔峡(7:10)→高岳(9:45-10:10)
→中岳(10:35)→火口東駅(11:30)→(ロープウェイ)→仙酔峡(11:55)
【写真と解説】
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仙酔峡と仙酔尾根 |
写真中央下が花酔橋でこの橋を渡ってミヤマキリシマの中を登って行きます。 写真中央から右上に延びる尾根が仙酔尾根で、これから登っていきます。 写真左上に尖がって見えるのは、鷲ガ峰です。 |
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仙酔峡のミヤマキリシマ |
仙酔峡のミヤマキリシマは、初めて見ました。 九重のに比べたらミヤマキリシマの咲いている面積が比較的狭いので少し迫力に劣るかも。 それでも綺麗でした。 |
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ミヤマキリシマ |
この一株は、特に満開で素晴らしかった! |
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九重連山 |
比較的近くに九重連山が見えていました。中央少し右寄りに噴煙が見えます。硫黄岳からのものだと思います。 |
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標高1300mから上 |
標高約1300mまで来ました。 この辺は、適当な間隔で棒が立ててあります。正面の断層地形の崖を通って、更に登っていきます。 尚、登山道の岩に『止』等の文字がペンキで書かれていますが、その先は断崖絶壁なので、ガス等で視界が得られないときは特に注意が必要です。 |
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1300mから火口東駅 |
写真中断右にロープウェイの火口東駅が見えています。 左上には火口展望台が有り、観光客がここまで大勢来ています。 火口東駅の向こうの白い煙は噴煙です。 |
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1400mから仙酔尾根 |
左に仙酔峡が見えています。 今登ってきた仙酔尾根をはさんで右には、砂防提がたくさん作ってあります。本当にこれ必要なの? |
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高岳火口壁から高岳 |
やっと火口壁にたどり着いたら、ガスが出始めました。風も少し強くなってきました。 |
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高岳から中岳への縦走路 |
これから急坂を下り、右に見える中岳に向かいます。 中岳から左に向かって延びる尾根は、火口西のロープウェイ駅に到ります。 写真中央奥は烏帽子岳でしょうか。 |
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中岳から火口 |
火口からは真っ白な噴煙が上がっていました。 過去にこの煙で死亡事故が起きていますが、風向きによっては、今でも注意が必要なのでしょうね。 |
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火口展望所と火口 |
火口展望所では、ツアーの観光客が弁当を食べたり、写真を撮ったりで観光地です。 火口の対面が火口西で、車で登る事が出来ます。 |
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火口展望所から中岳 |
火口展望所から今下ってきた中岳を見ました。 この下りは結構急で滑りやすく同僚は、だいぶビビッてました。 |
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火口東駅から仙酔尾根 |
火口東駅から見た仙酔尾根です。 結構急勾配です。以前、ガスの中を登った時は恐怖感があったのですが、今回はなんともありませんでした。 奥は鷲ガ峰と虎ガ峰です。 |
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古代の森美術館から根子岳 |
帰りもシャトルバスで古代の森美術館横の駐車場まで戻ってきました。 仙酔峡への車の乗り入れ禁止は昨年からだとか。 駐車場は古代の森美術館周辺に作ってあります。今年は5月25日までシャトルバス運行だったと思います。 |
【後書き】
天気もまあまあ。ミヤマキリシマも観賞できたし。同僚にも喜んでもらえたようだし、膝もなんともなさそうだし、良かった!シャトルバスの運行と仙酔峡への車の乗り入れ禁止は知りませんでしたが、これはやむを得ないでしょう。渋滞だけでなく自然保護も考えると全国的にどんどん広げていく必要があると思います。