大神ヶ岳(だいじんがたけ)(1177m)・赤谷山(あかだにやま)(1181m)

【前書き】
 新米を頂きに島根に来たので以前から登ってみたいと考えていた益田市匹見町の大神ヶ岳と赤谷山に登ることにしました。膝は相変わらずガクガクですが、比較的高低差も少ないので何とかなりそうです。これまで登らなかったのは山奥過ぎて山道の運転が大変そうで嫌だったからです。
 久々の遠征で勘が鈍っているので山の準備も何を持っていけばよいか、うろたえる始末です。また、最近ガラケーからスマホに変えたので今回初めてヤマップのダウンロードした地図とナビを使ってみました。さてどうなるか。

【年月日】’20.10.6(火)

【コースタイム】登山口(6:45)→大神ヶ岳(7:40)→赤谷山(8:55−9:10)→大神ヶ岳(10:10)→登山口(11:00)
【同行者】単独

写真と解説

 登山口の正面に駐車場があり、ここに前日の17時過ぎに到着。最後のコンビニを通過してまともな食料を買いそびれたのでお菓子とパック酒で夕食。早く寝ると夜中に目が覚めるのでヘッドランプの明かりで21時過ぎまで五木寛之の親鸞を読む。座席がフルフラットにならないので何度も夜中に目が覚めて、その度に寝る体勢を変える。車中泊ではいつものパターン。
 朝食はアンパン1個を食べて出発。


 ゆっくり杉林の中をジグザグに登り始める。膝の具合はまあまあ。平岩、山葵天狗社の祠、くぐり岩を通過すると間もなく大神ヶ岳の岩に突き当たります。


 巨岩を回り込んで大神ヶ岳の山頂に立ちました。ここまでガイドブックで35分のコースを55分掛かっているので相当遅いペースです。
 山座同定したいところですが、コンパスも忘れ、20万分の一地形図も無いので遠くの山の名前は全く分かりません。


 ヤマップの地図とナビは非常に便利で現在位置と標高を地図上でしっかりと確認できます。歩いた軌跡、歩数、消費カロリー等も表示されます。何万円もする登山用のGPSは不要だと思いました。
 あと何年かすると山座同定も可能になるかもしれません。


 大神ヶ岳から赤谷山です。左のピークが1170mの展望ピークです。中央右寄りの峰が赤谷山です。
 膝も痛いし、赤谷山まで行くのは止めようかと一瞬考えましたが思い直して赤谷山へ。


 大神ヶ岳から杉林の中を赤谷山に向かって下り始めますが、下りは膝に堪えます。そろりそろりと歩きます。所々朝露の着いた笹の中を歩いてズボンの裾はびしょ濡れになります。スパッツを着けようかと迷いましたが、そのまま強硬突破。膝から下が結構濡れてしまいました。
 写真は赤谷山の手前にある立岩です。この横を登っていくのですが、登山道にマムシの尻尾を発見。この時期はマムシが日向ぼっこをしに登山道の日当たりの良い場所に出てくることが良くあります。分県登山ガイド『島根県の山』にも大神ヶ岳・赤谷山の項に「秋口には陽当たりのよい稜線でよくマムシに出会う。」とあるので、この付近にはマムシが多いのだろうと思います。ストックで登山道の両サイドの草を叩きながら通過しました。


 赤谷山から西の方だと思いますが、安蔵寺山かな。山の向こうに去年まで借家を借りていたので、大神ヶ岳と赤谷山は結構借家から近くだったということになります。
 帰りはこの安蔵寺山の大規模林道に向かって帰りましたが、道が狭くて往生しました。 

【後書き】
 2時間25分のコースを約4時間掛けて歩きました。膝はガタガタになりましたが、久々の山行、気持ちよく歩けました。感じのよい山です。
 ヤマップのナビは初めて使いましたが、事前に山域の地図をダウンロードしておけば十分に使えるシステムだと思いました。こういうのが普及すれば道迷いによる遭難事故は減るのかもしれません。
 今後はスマホの充電器も山行の必須道具になるのかもしれません。

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