大山(夏山登山道)

【前書き】
 3連休は久々に天気も良さそうなのでどこかに遠出しようと考えたのですが、中々良い案が浮かびません。縄文杉登山の練習に義母も連れて行く予定が、義母は用事で来られないというので一人で行こうとしたら妻が付いて来るという。せっかく付いてくるなら綺麗な見晴らしのよい景色を見せてやろうと言うことで伯耆大山へ。丁度お彼岸で島根のお寺へも寄って行くことに。
 景色でいえば大山(三鈷峰)に登ろうかと考えていたのですが、宿の川床屋さんの話では砂滑りは下れない状態になっているとのことで夏山登山道へ。

【年月日】’11.9.23(金)〜24(土)
【コースタイム】
(移動23日)家出発(9:20)→長男送り→(中国自動車道)→小郡IC→(国道9号)→浜田(13:40)昼食・お寺
         →出雲IC →米子西IC→河床屋着(17:40)
(登山24日)南光河原P(6:45)→夏山登山道→二合目(7:20)→四合目(7:47)→六合目(8:15)
        →八合目(9:03)→頂上(9:22-42)→南光河原P(12:00)
(移動)南光河原P(13:00頃)→溝口IC(13:20) →(中国自動車道)→家着(19:00頃)

【費用】高速代:行き\計算中+帰り\計算中=\計算中    ガソリン代:約950km分
【同行者】妻

【写真と解説】


 宿の河床屋から車を南光河原駐車場に移すとほぼ満車状態。皆さん、早い。
 何となく調子も出ない中、ゆっくり登っていく。このコース、最近は冬ばかりで夏にここを歩いたことは最近はないような気がする。
 妻はヘロヘロで六合目の避難小屋のあるところで待っているから、一人で登って来いと言い始める。なだめすかして一緒にさらに登る。
 上の写真は7合目と8合目の中間辺りから見下ろした所。


 やっと9合目に着いて緩やかな勾配の木道で山頂を目指します。


 美保湾も綺麗に見えています。山頂には50〜60名はいたでしょうか。今日は避難小屋の売店が開いていました。
 山頂から北側は視界が開けていますが、西側はガスが掛かっています。写真左に雲が見えます。東側は雲を見下ろす状態です。


 定番の位置からの剣ヶ峰です。通行禁止の札がありますが、道が見えるということは相当な数の人が歩いてるんでしょう。私なんかは、怖くて絶対駄目です。


 今日は初めて周回歩道を歩いてみる。西側に大きな谷がある。大ノ沢源頭部です。冬に大ノ沢から大山を歩いた時には、ここを登ってきたことになります。ここは緩斜面になった所です。 


 石室がありました。大正9年に避難用に作られたんですね。


 石室正面の案内板です。


 池らしきものは、これしか見当たらなかったのですが、地蔵ヶ池でしょうか。


 周回歩道をぐるりと回って下山します。三鈷峰に登っている人が見えます。登山者の少ない三鈷峰に登りたかった。
 夏山登山道は凄い人です。下山中、ひっきりなしに登ってくる登山者と交差します。


 砂滑りを拡大しました。先日の台風15号の影響?か、砂が流されて岩石がむき出し状態になっています。確かにこれでは滑って下れる状態ではありません。岩盤も緩んでいるでしょうから上部から落石の危険性もあります。


 7.5合目辺りから下を見下ろします。登山者の列です。しかし、今日はあまり嫌な気持ちではありません。高齢な方もいれば、子供連れの家族もいれば、青年、特に山ガールもいるという非常に自然な登山者群像。大山が人々に愛された山であることが分かります。登山者の平均年齢は結構若いかも。良いことだと思います。


 剣ヶ峰の山頂部分は雲に覆われています。しかし、私達が下山する正午頃まで登ってくる登山者がいるというのは、ちょっと問題だと思います。山頂までシャキシャキ歩いて往復4時間。休憩時間や交差で道を塞がれる待機時間を入れると5〜6時間は見ておいた方が良いでしょう。特に下山中に見かけた登山者は山の経験も少なく、疲れきった状態の登山者が多かったので余計危険だと思いました。


 溝口ICの手前で大山を撮りました。山頂は雲に覆われています。昔は正面登山口が大ノ沢の左にあったようです。

【後書き】
 小さな子供を連れた家族連れが多かったです。大阪弁を話す子どもも多く、大阪方面からも登山者が結構多く来ているように感じました。標高差約1000mを直登する山はあまり多くないと思います。その大山に山ガールや青年もいて、登山者の若返りが進んでいるのを感じました。素直にうれしく思いました。

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