胡摩ヶ岳(561m)

【前書き】
 ほとんど毎週、津和野に通っている。それで山に登る暇がないが、今年は体力強化のために山に登りたいと考えている。
 農作業が早めに終わったので津和野の胡摩ヶ岳に登ることにした。
 片道30〜40分の散歩コースだと事前準備もせずに侮って登ったら道に迷うし、挙句の果ては山頂を間違うし、反省の山登りとなりました。

【年月日】’16.1.16(土)
【同行者】単独
【場所】国土地理院地図閲覧サービスhttp://maps.gsi.go.jp/#15/34.528940/131.758068 へのリンク

【コースタイム】内美(13:45)→最初の尾根(13:55)→最後の尾根(14:15)(左折すべきを右折)→554mピーク(14:25-30)
          →内美(15:07)

【写真と解説】


 いつか登ろうとナビに登山口を登録していたものの、いざ着いてみると、どこが登山口か分からない。
 近くで野菜の収穫をしていたおばさんに登山口を聞いたら写真の左の道だった。車の置き場もないのでおばさんに聞いて小屋の前に止めることにした。
 登山口を良く見ると登山口の看板はあったが、倒れて草に埋もれていた。


 登山口を入っていくと直ぐに家があって驚くが、左の方へ登って行くと栗畑があった。


 最初は杉林の中を登って行く。


 直ぐに最初の尾根に出る。胡摩ヶ岳の方向を示す案内板に従って右折する。ピンクのテープがずっと設置してあり、登山道を示しているものと最初は考えていたが、あまりにテープが多いのでテープに書いてある文字を読むと地籍調査のものらしい。


 竹林に入って、テープに従って歩いていると道が急に無くなった。こういうのが困る。
 慌ててザックから『島根県の山』と地図を出してみるが、何も考えずにここまで来たので自分がどこにいるのかさえも分からない。深い山ではないので高い方へ登れば良いだろうと登って行く。


 再び杉林に出た。細い人が歩いたような跡があったのでそこを歩いて登って行くが先端が二つに分かれたイノシシの蹄の跡の方が多い。このイノシシの道を登って行くと最後の尾根に出るのだが、道が自然に右の方向に向かっているので右の尾根に向かって歩いた。ここまでに何回か地図を取り出して確認しているので最後の尾根は左折することに気が付いても良いのだが、どういう判断をしたのか自分でも分からない。歳を取って頭が正常に機能していないのかもしれない。


 山頂と思われる場所に来ても標識も何もないので辺りをうろうろするが、これ以上先に行ってもピークはないのでここを山頂と考えて引き返した。
 田舎の山なので山頂の標識がないこともあり得るだろうと考えていたが、この記録を整理しようとして改めて地図を眺めていて自分が登ったのは胡摩ヶ岳の南側の554mピークだと気が付いた。

【後書き】
 家に帰って初めて自分の登った山が間違っていたことに気が付いたというお粗末な話でした。
 低山侮るべからずという教訓でした。
 登山口までの道は、田舎の生活風景を見るのによいかもしれません。

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