4.早池峰山

【前書き】
 この山が高山植物で有名だとは、登ったときには全然知りませんでしたが、高山植物は多く、たっぷり楽しむことができました。今回の山旅4座目で足もだいぶ疲れていましたが、高山植物を撮影しながらゆっくり登ったので、何も問題なく下山することができました。

【年月日】’99.6.21
【装備】日帰り
【コースタイム】河原坊(5:00)→頭垢離(6:15)→早池峰山(8:10-25)→小田越(10:15)
         →河原坊(10:40)

【写真と解説】

標高1200m辺りから早池峰山 標高1200m辺りから
午前4時に起床して車で河原坊に移動しました。

この辺りから樹林が開けて正面の登山コースが見え始めました。正面に山が壁のように立ちはだかる様子は、伊吹山に少し似ていると思いました。
標高1300m辺りから 標高1300m辺りから
完全に樹林帯を抜けました。正面の登山コースに沿って、看板が見えます。

前に登山者が見えたので馬力を上げます。
標高1475m付近から登山口 標高1475m付近から登山口
登山口方向を振り返ると雲の中でした。この辺りから蛇紋岩の岩場を登ることになります。この日は濡れてないので大丈夫ですが、蛇紋岩は濡れるとツルツル良く滑るので往生します。至仏山も蛇紋岩で下りに雨に降られて非常に滑りやすかったのを覚えています。
山頂から岩手山 山頂から岩手山
標高1600m以上になると傾斜も急になって、高所恐怖症の気のある私は少しビビリました。

写真中段右側に岩手山が見えています。

高山植物はハクサンチドリ、ミヤマシオガマ、キバナノコマノツメ、ナンブイヌナズナ、ミヤマシオガマ、チシマアマナのような花、その他多種類の花が咲いていましたが、全然花のことは分からないので、正確な名前も分かりません。
早池峰山頂 早池峰山頂
山頂には避難小屋があって、記録ノートもありました。少し覗いてみると岩手山に登っている間に車をいたずらされたとか。私も福岡の油山に登っている間に車に傷をつけられた経験があるのですが、嘆かわしいことに全国どこも一緒ですね。

中には、短時間で登れたので早池峰山は大した山ではないとか、何か、勘違いしているような変な記述もありました。
小田越への下山路 小田越への下山路
見た目には楽に下れそうに見えますが、実際に下り始めるとこちらも急です。花はまだ、2〜3分咲きでした。

高山植物の盗掘監視のためか、監視員に会いました。これまで山に登って監視員に会ったのは、ここの他に蔵王だけです。これだけ登山者も増えて、自然も荒らされ、盗掘等も平然と行われている現状を見るともっと自然保護監視員のような人員を全国の代表的な山域に配置する必要があると思うのですが。
小田越から早池峰山 小田越から早池峰山
小田越から河原坊までは、舗装道路です。道端に咲いている花などを見ながら歩きました。

河原坊には、ビジターセンターがありました。そこに行方不明者捜索依頼の写真が貼ってありました。色々な山で行方不明者の写真を見ましたが、それだけ事故が起こっているのでしょうね。

他人事じゃなく、自分も気をつけないと。皆さんも。

【後書き】
 帰りは山に登って疲れているので、22日の夜、直江津からフェリーで帰ることにしました。明日の夜までに直江津に着けばよいので、明日、磐梯山に登ってから帰ることにしました。急遽、磐梯山の近くの民宿を予約して、移動開始です。

TOPページに戻る

磐梯山へ