平治岳(1643m)
【前書き】
縄文杉登山の体力確認にどこかに行くことにしました。妻と娘は縄文杉登山の為に新しく買った登山靴の足慣らしも兼ねています。暑さも考えて、標高が高く、樹林帯で比較的近場といえば、九重の男池から平治岳。ミヤマキリシマは無いですが、これしかないでしょう。
娘が小学校5年の時、牧ノ戸から久住山に登っているのですが、私も娘も全く記憶にありません。覚えているのは、このホームページと私の10年日記くらいでしょう。
【年月日】’11.8.28(日)
【コースタイム】男池駐車場(7:50)→ソババッケ(8:57-9:10)→大戸越(10:40-55)→平治岳(11:35)
→大戸越(12:20)→ソババッケ(13:13)→男池駐車場(14:10)
【同行者】妻、娘(大1)、義母(77歳)
【写真と解説】
ソババッケです。義母は顔から血の気が引いてどうも具合が悪いよう。息も切れて、最悪の場合、このまま逝ってしまうのではないかと悪いことを考えてしまう。休み休み歩く。義母が一眼レフカメラで写真を撮ろうとしたらシャッターが切れない。直ぐには原因が分からなかったが、どうもピントが合わない。レンズを見るとマクロレンズが付けっぱなし。これでは風景が撮れる訳が無い。
何とか大戸越に着く。ミヤマキリシマも無く、寂しい風景。ここで4人で弁当を食べる。直射日光が激しく、弁当を食べている間に背中が暑くなる。義母がここで待っていると言い、妻も待機して、娘と二人で平治岳に登ることになる。待っていても暑いだけなのでどうせなら先に下山するように義母と妻に言う。
娘と二人なのでガンガン登るが、娘は息も切らさない。私は汗ダクダクで息も切れてくる。若さの違いかな〜。
この景色、良いだろう、と娘に言う。「うん」
偶然、ツバメみたいな鳥が写っています。分かりますか?
花は、たくさん咲いていました。これはイヨフウロでしょうか。
ママコナですか? これもたくさん咲いていました。
調べるとシモツケのようです。
これは花か、否かも分かりません。
ワレモコウのようです。
サイヨウシャジンでしょうか。ツリガネニンジンとの区別が今でも分かりません。
【後書き】
約1時間先に下山開始した妻と義母に追いつくよう下山は急いで下りましたが、結局、追いつきませんでした。義母は腹の調子が回復したら元気に下ったとのことで、まあ結果よし。ところで私の方は、ソババッケからの下山時のちょっとの登りで足が攣りそうになりました。非常に拙い状態です。約1ヶ月山に行かないだけでこの状態まで弱まるとは。
帰りの車ではみんな曝睡。ちょっと羨ましいと思いながら、運転したのでした。
【前書き】
今年は、ミヤマキリシマの開花が少し遅れているようです。ただ、週末は天気が崩れそうだし、見るなら今日しか。4時に家を出発しました。
【年月日】’11.6.9(木)
【コースタイム】男池駐車場(6:20)→ソババッケ(7:15)→大戸越(8:00)→平治岳(8:40-9:00)
→大戸越(9:35)→ソババッケ(10:30)→男池駐車場(11:25)
【同行者】単独
【写真と解説】
4時に家を出て、高速で九州自動車道から大分自動車道へ入り、九重ICから九酔渓を通って6時過ぎに男池駐車場着。
駐車場には、そこそこ車が止まっていましたが、平日だけに駐車場もまだゆとりがあります。
歩き始めると前方に数組登山者が歩いていますが、適当な間隔を取って、マイペースで歩きます。緑の空間をまるで一人で歩いているようで最高。ただ、体の方はまだ目覚めていないらしく全開状態になりません。
ソババッケで先行登山者が休憩のところを私が通過しようとすると、休憩中の老人登山者が一人付いて来始めたのでマイペースで歩いているとその老人は私を追い抜いていきました。私がそのまま歩いて行くと老人は疲れたのか、立ち止まったので、私がそのままマイペースで歩き続けると今度は後ろからぴったり付いてきます。なんか嫌な感じ。鬱陶しいのでこの爺さん、振り切ってやろうとピッチを上げます。そしたら後ろからついてくるんですよね。ガキじゃあるまいし、一人で歩けない登山者か? この爺さん先程までは、カメラを抱えた登山者と歩いていたのに、今度は俺? 俺は一人で歩きたいんじゃ! どんどんピッチを上げて、先行の中高年登山者を数組追い抜いて(本当はゆっくり歩きたいのに)、付きまとう爺さんも引き離し、息を切らせながら大戸越にやっと到着。前回、ソババッケ〜大戸越間を1時間10分掛けて歩いたのが、今回45分。あ〜きつかった。
大戸越に着きましたが、誰もいません。ザックが二つ置いてあるだけ。平治岳への登山道も夫婦が1組登っているだけ。やっほ〜。
平治岳のミヤマキリシマ。やっぱり綺麗。満開ではないけど、いい感じ。
この時間、九時前ですから。会社が始まる前にここまで登れるとは。
目の前にそびえる三俣山。この迫力凄いです。
平治岳山頂から男池駐車場が見えました。私が出発した時よりも車が増えていますが、まだ余裕があります。県外ナンバー多かったです。
由布岳の写真を撮っていると「あの山なに?」と周りの登山者が聞いてきます。今日も立派な由布岳でした。
鶴見岳も含めてどうぞ。鶴見岳にはまだ登ったことがありません。
もう一度、大戸越から1枚。今日はこの後、大船山に登ってから帰ろうかと考えていたのですが、平治岳頂上で会社から携帯にメール。頂上しか電波届かないのに本当に良いタイミングでメールが受信できたもんだ。別に自分で測定する必要も無いけど、今回のはお客さんの気合のこもった試料なので、会社に行くことに。
14時に家に帰って、マックスを病院に連れて行って、着替えてから会社に行くのでした。
【後書き】
ひっつき爺さんには意地悪した訳ではありませんが、ごめんなさいね。私、群れて歩くのが嫌いなので。
下山中はたくさんの登ってくる人達に遇いました。同じ爺さんでも面白い冗談を言いながらすれ違う人もいて、そういう時は楽しいと感じます。
ミヤマキリシマも綺麗でしたが、男池から続く自然林の緑も綺麗です。
【前書き】
九重連峰のミヤマキリシマの名所のひとつが平治岳です。しかし、今までミヤマキリシマを見るために九重に登ったことはありませんでした。単独で、かつ、静かな山歩きを好むので、行列を作って登るような山には行きたくないからです。ところが、どういう訳か、ミヤマキリシマを見てみるか、と言う気になったので、今回、平治岳に登ることにしました。
【年月日】’02.5.27
【コースタイム】男池駐車場(6:00)→ソババッケ(7:10)→大戸越(8:20)→平治岳(9:00-20)
→大戸越(10:00)→ソババッケ(11:05-10)→男池駐車場(12:10)
【写真と解説】
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男池駐車場から平治岳 |
人ごみを避けるには、朝一番で山に登るに限ります。男池駐車場で一泊して、明朝、登ることにしました。 日曜の夕方なので駐車場には車が1台も有りませんでした。広い駐車場に一人だけと言うのも怖いと思っていたら、ファミリーキャンパーが来て、テントを張り出したので安心して眠ることができました。 写真中央は、日暮れ前に男池駐車場から見た平治岳です。 |
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大戸越から平治岳 |
平成13年はミヤマキリシマが害虫にやられて、悲惨な状態だったらしいですが、今年、平成14年も完全に回復していないようでした。 それでも大戸越から見ると山頂に掛けて結構ピンクに色づいており、楽しむことができました。 登山道は、登りと下りが別になっていました。 |
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大戸越から三俣山と硫黄山 |
男池からずっと薄暗い樹林帯の中を登ってくるのですが、大戸越で目の前が明るくなって三俣山や硫黄山が目の前に見えてくるこの変化は、格別です。 |
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平治岳南峰から平治岳本峰 |
平治岳南峰から平治岳本峰に掛けての山頂一帯は、昨年の害虫による被害で一面茶色になっていました。 しかし、茶色に枯れたようでも小さな緑色の芽が出始めていました。 |
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山頂から三俣山・硫黄山・中岳 |
平治岳山頂から。右側が三俣山、中央が硫黄山、左側に天狗ガ城と中岳が見えています。 写真下段の茶色になっているのは、害虫にやられたミヤマキリシマです。 |
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山頂付近から黒岳 |
黒岳には、’00.6.10に登っています。この時はソババッケに5:40に着きましたが、ミヤマキリシマ目当ての登山者が多く、この時期、ほとんど人がいない黒岳に登りました。 白水鉱泉に下山して男池まで歩いて戻りましたが、道路沿いは車で一杯で、ミヤマキリシマの人気のすごさを見た思いがしました。 |
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坊ガツル(下山途中) |
『坊』は寺院、『つる』は川のある平坦地を意味するのだそうです。 その内、坊ガツルにテントを張ってゆっくり過ごしてみたいものです。 |
【後書き】
平日及びミヤマキリシマの害虫被害の影響か、比較的静かな山歩きを楽しむことができました。茶色になったミヤマキリシマは、そのまま枯れてしまうのか?と心配していましたが、小さな芽が出始めていたので早く緑色に戻ると良いなと思いました。