宝満山(829m)
【前書き】
最近、山に行く機会もなく、ここ数週間で体重が激増。毎週、九重に夜間登山する計画を立てるものの全て天候不安定で中止。今日も九重方面は午後から天気が崩れる予報なので、天気の持ちそうな近場に何が何でも行くことに。
どこに行くか迷いましたが、久しぶりに宝満山へ。登山口まで家から1時間。宝満山は適当にきついし。体を少し痛めつけるにはもってこい?
【年月日】’12.9.2(日)
【同行者】単独
【コースタイム】竈門神社(7:00)→一ノ鳥居(7:35)→七合目(8:25)→(中宮上から羅漢道)→遠望岩(9:20)
→山頂(9:50-10:10)→七合目(10:30)→一ノ鳥居(11:00)→竈門神社(11:30)
【写真と解説】
毎日登っていると思われる軽装の登山者の多いこと。大きめのウエストバッグにペットボトル1本入れて半ズボンでスイスイ登る。こちらは体が重くてどうしようもない。思ったより暑くないが、どんどん追い抜かれる。あまり追い抜かれると少しは嫌になる。
百段がんぎを登った広場に七合目の標識。右奥にある山小舎の跡のような物は何だと近寄ってみると。
紀元二千六百年記念の碑がありました。神武天皇即位から1940年(昭和15)が2600年に当たるということで当時全国的に騒いだようです。国民を戦争に駆り立てるための一手段だったのでしょう。母もこの紀元2600年の話を昔していました。そもそも2600年前と言ったら日本は縄文か弥生か知らないが、文字も持たない原始時代。それを分かっていながら国中で作り話と天皇神格化で騒ぐ馬鹿さ加減。72年前にここでも盛大に式典をやったのでしょう。
登山者の多さとあまりにスイスイ追い抜かれるので羅漢道コースに入りました。このコース結局誰にも会いませんでした。写真は伝教大師窟です。調べてみると伝教大師は比叡山 天台宗の開祖、最澄のことです。窟というので何かあるのか探しましたが、分かりませんでした。
合体した杉がありました。
遠望岩に着きました。今日は曇っているので遠くまで見えません。
遠望岩から宝満山山頂を写したいのですが、丁度逆光で駄目です。
この白い花は崖にたくさん咲いていました。もう時期は過ぎていました。オオバギボウシでしょうか。良く分かりません。
ひょっこり宝満山の山頂に出てきました。毎日の登山者は直ぐ下山するらしく、山頂には中高校生や小さな子供連れ、中高年夫婦、山ガールがゆっくりしていました。
砥石山方面には東から雲が掛かっていました。
大根地山です。大学生の娘が4歳の時に一緒に登りました。車の中や登山中に私とおしゃべりをするわけでもないのに時々娘は山に付いてきていました。懐かしいなー。
調べたらシロオニタケだと思います。傘が開く前のとげとげ二段帽子状のもありました。
【後書き】
久々に山に登って、非常に疲れました。体がガタガタという状態です。相当鈍っています。秋山登山に備えて体を鍛え直したいと思います。
【前書き】
地元の人に大事にされ、歴史もあり、登って楽しい山を福岡県内から一座推薦するとしたら私は福智山を挙げます。福智山が福岡県の北東部を代表する山だとすると宝満山は西部を代表する山でしょうか。
この宝満山は、私の亡くなった父が太平洋戦争中、重装備での登山訓練があって、きつくて登れなかったと言っていた山です。私も体重が80kg近くになったとき、きつくて引き返した経験があります。
今回は石段を登り続ける竃門(かまど)神社からのコース(約3.1km)を選びました。
【年月日】’04.9.12(日)
【同行者】単独
【コースタイム】竈門神社(8:25)→一ノ鳥居(9:00)→百段がんぎ(9:47)→山頂(10:17〜45)→
百段がんぎ(11:10)→一ノ鳥居(11:50)→竈門神社(12:15)
【写真と解説】
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竈門神社と駐車場 |
竈門神社前には有料駐車場があり、普通車は400円です。 登山道へは神社の中を通っても行けるし、左手方向へ車道を通っても行けます。 |
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一ノ鳥居 |
竈門神社から約1.4km。 この下まで車で来ることもできますが、駐車スペースも狭いので折角なら竈門神社から歩いたほうが良いでしょう。 ここから本格的な石段の登山道になります。 それにしても石段がずっと続く登山道です。 |
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三合目(休堂跡) |
三合目(休堂跡)には水があります。 飲みたいところですが、最近は山の水でも結構、大腸菌が検出されているので注意したほうが良いかも。 銘水百選とかに選ばれた水からも大腸菌が検出された事があるようなので。 |
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5合目から志賀島方面 |
5合目まで来ると福岡市街が見える場所があります。 この日は雲が低かったので、景色が見えるうちにと思い撮影しました。 写真中段左に福岡空港があります。双眼鏡があれば、飛行機もはっきり見えると思います。 この辺りでは、疲れた人が一休みしていました。 |
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百段がんぎ |
ここは石段が綺麗に配置してあります。 それにしても登山道が、ほとんどずっと石段ですから。こんな山も珍しいのでは。 しかし、本当に疲れます。 いつも登っているような地元の人は、軽装で水も持たずに登っている人もいました。 お婆ちゃんから「2回目ですか?」と聞かれました。今日2回目の登山をしているのか?と言う意味かと思いますが、そんな体力有りません。 |
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宝満山山頂の上宮 |
山頂には竈門神社の上宮があります。 竈門神社は大宰府の鬼門(北東方向)を守る神社みたいです。 展望は360°良いのですが、頻繁に福岡方面に来るわけではないので、おなじみの山も無く、感激度は今一。 それでもこれまでに登った山が幾つも見えます。 |
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立花、若杉、砥石山 |
さっきまで砥石山は雲に覆われていましたが、やっと晴れました。 写真中段左隅に小さく、立花山。 右に向かって順に若杉山、砥石山です。 若杉〜砥石〜三郡〜宝満と縦走できるようですが、あまり楽しいコースではなさそう。 ちょっと歩いたことあります。 |
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大城山(四王寺山) |
山頂から西側眼下には四王寺山が見えます。 山がすり鉢状になっていて一周できます。 8年前の夏に歩きましたが、詳しい状況は忘れました。 |
【後書き】
宝満山は標高829mと高い山ではないのですが、石段が続いて非常にきつく感じました。地元の毎日登っているような人は本当に非常に早いです。
それと宝満山は登山コースが豊富なので色々なコースから登ってみたら良いと思います。
久々に汗をかいて気分爽快!空はもう秋の雰囲気。これからが登山適期。