福智山(901m)

【前書き】
 盆からずっと不安定な大気状態で山にも行かず、暑さで体力は消耗するばかり。この土日は九重へ夜間登山する気になっていたら両日とも弱い雨の天気予報。おまけに大気不安定により明け方雷雨の恐れなどと言われたら行く気もしない。後になってインターネット自然研究所の1時間毎のライブカメラ映像で長者原から三俣山の状況を確認したら明け方は快晴状態。もう遅い。
 とりあえず近くの福智山に行くことに。

【年月日】’12.8.19(日)
【コースタイム】福智山ダム(6:20)→大塔ノ滝(7:10)→カラス落(8:00)→福智山(8:35〜9:00)
          →上野越(9:45)→福智山ダム(10:40)
【同行者】単独

【写真と解説】


 1か月ぶりの山歩き。昼間外に出ることが無いので外界の暑さを知らない。昼食後、会社の周りを歩いてはいるが、時間にして10分強。土日は家で昼間はクーラーを掛けないので、夏の暑さを体験するのは土日のみ。夜はクーラーを掛けるので体が冷えて、乳酸が蓄積するからか体がだるい。
 当然、暑いうえに低山の山歩き。朝早いので気温はそれほど高くないが異常にきつい。速乾性のTシャツ1枚しか着ていないが、汗でびしょびしょ。気持ち悪い。
 山頂では登山者数人がそれぞれ岩の上に座って自分の時間を楽しんでいる。自分も東側の2010年に山小屋を追い出されて、雷を避けるために隠れた岩場に行ったらマムシが日向ぼっこ中。東側は霞んでいるし、西側の岩の上に乗って涼むと気持ちが良い。


 岩の上でゆっくりするかとぼーっとしていると微かに吹く風も涼しく、赤とんぼも飛んでいる。何もすることが無いのでトンボを撮影する。


 撮影結果を確認したいが意図せずに触れたボタンによって映像の上に撮影条件が表示されて確認できない。もう少し絞りを絞れば、バックがもう少し鮮明になるか?


 ヤマジノホトトギスがたくさん咲いていました。


 コバギボウシでしょうか。日陰に咲いていました。

【後書き】
 1か月ぶりに歩いたら非常に疲れました。とにかく何もする気にならない。ここまで疲れると逆に気持ちが良い。登山の秋に向けて体力回復しなければ。


【前書き】
 今日も晴れなので体力強化のため、昨日の十種ガ峰に続き、皿倉山か、福智山に登ることにしました。
 皿倉山も福智山も遠くから見る機会が多いのですが、まだ頂きが白く輝いています。特に福智山の頂の輝きは綺麗です。

【年月日】’11.1.23(日)
【コースタイム】赤池町駐車場(11:00)→(上野越方面へ)→八丁コース分岐→林道(11:50)
          →八丁(12:55)→福智山(13:10-13:25)→上野越(13:50)→赤池町駐車場(14:30)
【同行者】単独

【写真と解説】


 長男を職場に送って、登山口の福智山ダムまで行きましたが、ダムサイトの駐車場は満車で道路沿いにずらっと車が止めてあります。
 ダム周回道路は駐車禁止の看板があったので、やむを得ず上野峡の方へ。
 登山コースを潰す格好で後からダムを作ったのだから登山者用の駐車場を広く作るなり、迷惑にならない限り、登山者は道路際に駐車許可して欲しいものです。
 麓は雪が全くありませんでしたが、源平桜分岐あたりから残雪が現れ、林道は一面雪でした。八丁手前の植林帯の急坂はロープにつかまりながら登りました。雪面にはアイゼンの爪の跡がありましたが、雪は圧雪状態で凍結しているわけではないのでアイゼンは使いませんでした。
 汚れると後の掃除が嫌なので使わなかったのもあるのですが。
 上の写真の登山道をおばさんが滑って、そのまま座り込んで滑って下ってきました。登山道のシリセードはマナー違反のはずですが、まあ良いか。
 下る時は皆へっぴり腰になっていましたが、踵から靴を雪面に蹴り込むと充分に減り込む程度の圧雪状態です。


 午前中は晴れていたのですが、頂上に着く頃から曇り空に変わってきました。
 遠くは少し霞んでいます。風もなく、気温もそこそこで快適です。


 下りは上野越経由で下りました。
 上野越は写真のとおり雪だらけです。山頂からここまで雪の上を走って下りました。通常なら膝が痛くて走れないのですが、雪がクッションになって快適です。今日は重登山靴なので安定性もあります。山頂からここまで25分ですから無雪期よりも速いです。今日は良く頑張りました。

【後書き】
 今日は大山登山の練習も兼ねて、重登山靴を履いて、ザックには12本爪アイゼンやゴアの雨具、防寒着等を準備して登りました。
 登山道はきちんと圧雪されて、あまり訓練にもなりませんでした。
 天気予報によるとまだ冬型の気圧配置で低温傾向が続くので雪は残るかもしれません。例年、福智山の雪は直ぐに消えるのですが、今年は珍しいです。


【前書き】
 母親が低血糖で寝たきりになって意識も戻らない状態。病状は安定し始めたので気分転換に桜を観に福智山へ行くことにしました。
 虎尾桜と源平桜です。

【年月日】’10.4.3(土)
【コースタイム】赤池町駐車場(10:20)→(上野越方面へ)→虎尾桜分岐(10:40)→虎尾桜(10:45-55)
          →白糸の滝コース尾根(11:00)→源平桜分岐(11:05)→源平桜(11:20-30)→源平桜分岐(11:45)
          →八丁(12:35)→福智山(12:50-13:00)→上野越(13:30)→赤池町駐車場(14:10頃)
【同行者】単独

【写真と解説】


 虎尾桜の名前は聞いていましたが、観るのは初めてです。
 推定樹齢600年で県下最大のエドヒガンとの看板がありました。
 しかし、木は手前側に傾いており、倒れないようにロープのようなもので後ろに引っ張ってあります。
 木の幹に巻かれたゴム板と針金状の紐が分かるでしょうか。
 山登りではなく、桜観賞の人達も大勢来ていました。
 駐車場から25分程度ですから気楽に来れる距離です。気楽とは言ってもサンダルやハイヒールは止めておきましょう。


 源平桜分岐から源平桜までは自然林が主体で何度か沢を横切っていきます。感じの良い登山道です。
 分岐には“源平桜30分”の表示がありますが、しゃんしゃん歩いたら往復30分です。
 平家桜が先にありましたが、高くて写真にも撮れないし、色も淡い感じです。
 そこから50m程度先に源氏桜がありました。淡いピンクで綺麗でしたが、写真に撮るには中々厳しい状況です。


 源平桜を観て、分岐に戻りました。今から八丁を目指して杉林の急坂を登っていくのですが、息が切れてきつい事といったらないのです。
 分岐付近の標高は約500m位でしょうか。福地山の標高は901mですが、たった400m程度を登るのにこんなにきついと思ったことは滅多にありません。
 息は切れるし、それ以前に気力は萎えるし。休んでも疲れは溜まるばかりだし。
 しかし、八丁に着くと、気分が良くなります。それまでの植林を抜け、急に視界が開けるのです。黄砂で霞んでましたが、この展望は凄いです。
 さらに目の前に見える福智山山頂への最後の登り。綺麗です。元気が出ます。
 今日は来てよかったです。こんなに体力が落ちているとは。

【後書き】
 桜が一番綺麗だったのは、赤池町駐車場のだったりして。確かに駐車場で桜を観賞している人たちがいました。
 昔は、あまり意識していませんでしたが、桜はやはり良いですね。
 山肌に点在する桜もよし。公園で満開の桜もよし。
 地球温暖化のせいか、開花時期は早くなりましたが、今年は満開の時期はそれ程変わってないような気もします。
 それにしても体力の衰えが激しいのに驚きました。少し風邪気味にしても、帰って柔軟体操をしようとしたら足が攣りましたから確実に筋力は衰えているのでしょう。
 山を休むわけにはいきませんね。


【前書き】
 昨日は、城山のウスキキヌガサタケを見ました。城山は往復約1時間ですからあまり運動になりません。
 今日、九州北部も梅雨が明けたようですが、暑さに慣れるために近場の山に登ることにしました。
 近場と言えば、福智山か、皿倉山です。今日は福智山へ。これもガソリンがどんどん値上がりしているから。

【年月日】’08.7.6(日)
【コースタイム】福智山ダム奥登山口(8:30)→大搭ノ滝(9:10-20)→カラス落とし(10:00)
          →福智山(10:25-45)→上野越(11:25)→登山口(12:15)
【同行者】単独

【写真と解説】

大塔ノ滝です。水量が増して、本当の滝らしくなっていました。これ程、水量が増えているのを見たのは初めてです。
水量が多いので大塔ノ滝の下流も綺麗な滝のような流れになっているのに気が付きました。

大塔ノ滝の拡大写真です。手持ちでシャッター速度1/10秒ですから、手振れも無く良く撮れている方でしょう。
福智山ダム奥の登山口の最初の渡渉地点も増水しており、どこを渡ろうかと躊躇している登山者もいました。

大塔ノ滝から暫く登ると登山道の直ぐ横を滝のように水が流れていました。今までは水量が少なく、気が付かなかったのだと思います。

樹林帯は暑く、滴り落ちる汗を拭うのが、面倒でした。メガネを掛けているのでレンズに汗が落ちると視界が悪くなります。年を取って、ただでさえも視界が狭くなったと感じているのに汗が掛かっては行動に支障が出ます。1〜2分に1回メガネを外して汗を拭きます。タオルも汗でべとべとです。
タオルは首に巻くことが多いのですが、ここ2回続けてタオルを落としたので、今日はザックの肩ベルトにぶら下げました。
登山開始時には山頂は雲に覆われていました。雲の底が比較的水平になっていたので、山頂は強風かと想像していました。
登頂してみると雲は少し上空に上がって、晴れていましたが、風は冷たくて強かったです。
上の写真方向に歩いたことがありません。聞くと上野方面だとか。一度歩いてみたいと思います。

写真奥、左寄りの峰が赤牟田の辻だと思います。牛斬山へと続く縦走路です。

福智山から下山中の笹の中に咲いていた花です。オカトラノオと言うそうです。

【後書き】
 ガソリンが1L当り170円台になりました。遠出は中々出来ませんね。
 こからは当分、近場専門で行くしかないかもです。


【前書き】
 冬山山行に備えて、どこか体慣らしに行きたいと思っていましたが、適当な山がなく、今朝も一旦、断念して寝直す体制。9時頃起きてみると快晴なので慌てて近くの福智山に登ることにしました。福智山ダム完成後に内ヶ磯側から登るのは初めてです。

【年月日】’05.12.25(日)
【コースタイム】福智山ダム奥登山口(10:30)→大搭ノ滝(11:20)→カラス落とし(12:07)
          →福智山(12:35-55)→上野越(13:25)→登山口(14:10)
【同行者】単独

【写真と解説】

大搭ノ滝
福智山ダムの堰堤下に駐車場があり、ダム周遊道路には関係車両以外立ち入り禁止の標識があったので、そこに駐車しようかと考えましたが、他に車が無いのはおかしいと思い、ダムサイトまで車を入れました。

登山口付近には適当に駐車場はありました。
雪は適当にあって、他の人はアイゼンを使用していましたが、私は最後まで使用しませんでした。

使用しなかったのは、雪が凍結してないし、帰ってからアイゼンを洗うのが、面倒だったからです。
足立山と関門海峡
朝は快晴でしたが、昼から雲が出てきました。残念。

写真右に関門海峡があり、関門橋も見えていました。

写真中央は小文字山や足立山です。
金剛山、芦屋方面
山頂でどの程度の積雪か分りませんが、凍結もしておらず、溝状に道も出来て、アイゼン無しでも問題ありませんでした。

手前の尾根が雲取山のある尾根、その先の尾根が金剛山のある尾根です。

山頂は西の風が強く、薄着していたので、結構、厳しい状態でした。気力を奪うような冷たさでした。遭難するときは、多分、気力が無くなってから死ぬまで短時間だろうと想像できました。

東の斜面に少し降りると風は全く無く、快適で、ゆっくり景色を楽しみました。
竜ヶ鼻
竜ヶ鼻から福智山は真正面に見えるので、福智山山頂からも竜ヶ鼻は目の前に見えるだろうと探しました。

過去に竜ヶ鼻に登ったコースは、写真右寄りに一直線に頂上に筋が入っているのが見えるでしょうか。

双眼鏡で見ると頂上にアンテナも見えます。
皿倉山と権現山
いつも見ている山なので皿倉山が見えると嬉しいです。日光の当たり具合で見え方が刻々と変わります。

皿倉山まで約16kmかな。一度歩いたことがあります。

比較的アップダウンも少なく、歩道も整備されているので距離の割りに歩きやすい方です。
鷹取山
上野越経由で下山しました。

途中、雪に覆われた鷹取城址が見えました。鷹取城は黒田節で名高い母里太平衛の居城だったそうです。

上野越までは完全に積雪がありました。上野越から福智山ダムまでは植林の杉林であまり面白くありません。

ダムが出来て初めて内ヶ磯側から登りましたが、ダムが出来る前から登山者はいた訳ですから、もう少し登山者に配慮して駐車場の整備等して欲しいと思いました。

【後書き】
 久々に福智山に登りましたが、やはり福岡県を代表する良い山だと思いました。福智川の綺麗な渓流も見つけたし、楽しみが増えそうです。



【前書き】
 福智山山頂から見える景色の雄大さは、すばらしいものがあります。私は、内ヶ磯からよく登りますが、残念なことにダムが建設されてしまいました。このダムは現在では、遠賀川沿いの国道200号線からも見ることができます。『ありゃ何じゃ』と言うくらいよく見えます。ダムの規模としては、大きくないと思いますが、これがでっかく見えるのです。
 私の島根の生家はダムの建設でつぶされました。しばしば、大きな水害を起こす川だったので、ダム建設にも理解できますが、福智山ダムの建設目的を示した広報看板を見ても、その意義は理解できませんでした。

【写真と解説】

福智山ダム建設風景 福智山ダム建設風景
’01.2.14
この年は、関節炎が悪化して、この福智山登山が最後になりました。
福智山ダム建設風景 福智山ダム建設風景
’01.9.23
ダム建設の速さとは、すごいものだと思いました。

それにしても、これだけのコンクリートを作るセメントは、どこから持ってくるのでしょうか。

ひょっとするとあの歴史ある香春岳を削って作ったセメントでしょうか。

だとしたら、香春岳を削って、福智山の麓に持って来ているのと同じ?
山頂から北九州市街 山頂から北九州市街
この日は、関門橋まで見えました。写真中央は主に小倉市街で、右側の山が足立山です。

写真中央の海の部分に関門橋が見えています。その右には門司の風師山も。
山頂から皿倉山 山頂から皿倉山
皿倉山もはっきりと見えています。写真中央の皿倉山の右には若戸大橋が、写真中段左には、石油備蓄基地になっている白島が見えています。

【後書き】
 逆光で写真撮影しておりませんが、福智山から見える遠賀川流域の景色もすばらしいです。芦屋海岸まで見渡せます。
 福智山山頂では、過去に飲酒による心不全?らしい死亡事故も発生しているようです。現場に居合わせたと言う人から聞きました。私は酒は大好きですが、少しでもアルコールが入るとヨレヨレになるので、登山中は絶対に飲酒しないようにしています。中高年の方で山頂でビールなど飲むのを楽しみにしている方もおられるようですが、注意された方が良いと思います。

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