飯ヶ岳(937m)

【前書き】
 飯ヶ岳のことは元々何も知りませんでした。先週、馬糞ヶ岳に登った帰りに、ついでに近くの山に登って帰ろうと候補に挙がったのが、飯ヶ岳でした。
 飯ヶ岳登山口は、国道489号線沿いの大原湖近くの入口から約10km細い道を走ったところにあります。先週は入口を間違えて、さらに細い道から入ろうとしてタイヤをバーストさせてしまいました。今回はその時の応急タイヤのままなので、またパンクしたら修理の手段がありません。ちょっと怖いです。

【年月日】’09.10.18(日)
【コースタイム】登山口(8:30)〜520m分岐(8:55)〜(時計回り)〜飯ヶ岳(9:35〜10:00)
          〜2750m分岐(11:00)〜3170m分岐(11:08)〜登山口(11:25)
          *分岐の前のm表示は、コース案内の看板に記されている距離です。

【同行者】単独

【写真と解説】


 最後は未舗装の砂利道を通って、やっと登山口に到着しました。
 未舗装の道が始まる最後の民家がある滑集落は廃屋が多かったです。田舎からどんどん人がいなくなっています。そこでの伝統も文化も消えていくんでしょう。これが近代化です。
 私のオデッセイも来月には廃車です。色々傷はあるもののまだピカピカで良く走ります。1995年製。まだ乗りたかったけど。


 滑松が樹齢200年以上の赤松のことだとは、知りませんでした。赤松も知りませんけど。
 この森は良く手入れされています。遺伝子保存林だったか、そういう説明もありました。
 熊の出没とドングリの出来不出来の関係とかも調査しているそうです。
 ただ、あっちこっちに作業用の道があって、登山道との区別がつきにくいような気もしました。


 滑松だと思います。


 コースの案内板です。今回は案内板の矢印の通りに歩きました。


 山頂付近です。コース全体が、綺麗な森です。これだけ気持ちよく歩けるコースは珍しいです。


 山頂からは、周囲がほとんど見渡せます。北より少し西に十種ヶ峰が綺麗に見えます。


 真北には三ツヶ峰〜野道山の稜線が見えます。


 東には弟見山〜莇ヶ岳が見えます。写真右のピークが莇ヶ岳、左のピークが弟見山です。


 帰りは雀谷山の方へ向かいます。
 林道の案内も飯ヶ岳方面よりも雀谷山の表示の方が多かったように思います。
 しかし、ホームページで調べた限りでは、雀谷山はヤブ山では?整備されたのでしょうか?
 途中に道案内がありました。帰り道はこれが正しいのか、否か、知りませんが、ブナ天然林の方へ行きました。


 途中までは、綺麗な道があったのですが、沢の源流部に当たって、道が無くなりました。
 帰りは下りなのに上に行くべきか。


 それとも沢を下っていくのか?
 暫く下ったのですが、これは道ではないと判断し、上の写真の方へ少し登ると右方向へ道が現れました。
 そもそも案内表示を「ブナ天然林」ではなく、正確に「下山コース」とでも表示して欲しかったです。
 ブナ天然林コースは、沢に当たって行き止まりなんだろうか?とか考えて、本当に山頂まで引き返す所でした。 


 綺麗ですね。花が咲いたようにピンクになっています。淡い自然な色です。
 何の木か解りません。登山口にも同じ木があったので、赤い部分を見たのですが、花ではなく、赤紫の実と赤い枝のようなものが付いていました。


 中央の木、所々、丸くなっています。何か寄生植物が付いているのでは?知識が無いので全然駄目です。
 動物、植物、地学等の知識があれば、登山の楽しさも倍増すると思うのですが。


 やっと最初のコース案内の看板まで戻れる場所に来ました。沢登りコースも魅力的ですが止めて、コース案内の通りに歩くことにします。
 なめら松生立地の方へ行けば、元の看板の位置に戻ります。

【後書き】
 往復約2時間コースですが、2時間で歩くのはもったいないです。
 この地区全体が、「東大寺再建のふるさと」、「森林セラピー基地」になっているようです。事前に充分調べて歩けば、より楽しい歩きができるかもしれません。

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