金剛山(562m)

【前書き】
 金剛山は、北九州の皿倉山と福智山を南北に結ぶ縦走路から西に突き出た山です。尺岳から西へ四方越を経由しても行くことが出来ます。年末からずっと風邪を引いて体調が今一でしたが、そろそろ登山復帰を、と思い近くの金剛山に登ることにしました。
 登山口は馬場山、金剛、笹田等、幾つかあるようですが、今回は金剛バス停の近くの登山口から登りました。

【年月日】‘05.1.22(土)
【コースタイム】金剛登山口(10:30)→2番目鉄塔行き止り(11:30)→分岐(11:50)→金剛院(12:30)→
         風岩(13:05)→山頂(13:25-45)→風岩(14:00)→金剛院(14:30)→登山口(15:10)
【同行者】単独
【装備】重登山靴(靴のために使用しただけ。しかし、非常に役に立った。)

【写真と解説】

山頂から金剛山 尺岳から金剛山方面
この写真は、2000年12月15日の尺岳から撮影したものです。

金剛山は、尾根の先端に近い写真上段右よりの峰だと思います。その左の少し低い峰は風岩から登りつく最初の峰だと思います。

金剛山から四方越までは一ノ岳、ニノ岳、三ノ岳を辿って行くようですので、金剛山から手前の尾根がそれのようです。

撮影時、いつか金剛山にも登ってみようと思いました。
登山道分岐
今回は久々に道に迷いました。

直進は右、左は九電の送電線鉄塔整備用の道でしょうか。

何も表示が無いし、左の方が道も少し広かったので何も考えずに左に道を取りました。

山の道は、先で合流するだろうとの甘い考えもありましたが、結局、2本目の送電線鉄塔で道がなくなりました。

1時間ちょっと時間を無駄にしました。がっかり。常識で考えれば、標識がなければ、直進かな。

それにしてもプラスチックの標識類が全て割られていたので、もうちょっと標識を整備して欲しいものです。
渓流と竹林沿いの登山道
登山道を暫く行くと小さな渓流沿いの道になります。右には竹林。

何となく、人の生活の跡を感じる場所です。多分、昔はこの付近で人が生活していたのだと思います。

写真では水が映っていませんが、ちゃんと水は流れています。

夏は涼しそう。
金剛院
植林の山道を登っていると急に目の前にお地蔵さんが現れて、金剛院がありました。

金剛山金剛院と看板が掛かっています。

山の名前が金剛山ですから、何か由緒あるのでしょうか。由緒書きには、平成2年だったかに建てられた理由が書いてありましたが、詳しいことは良く分かりません。

奈良県の金剛山にも登ったことがありますが、関係あるのでしょうか?

奈良の金剛山は登山回数表示のでかい看板が設置されてて健康登山が活発でした。
急坂
標高400m位から急坂になります。

写真では良く分かりませんが、本当はかなりの急坂です。

登りはまだ良いのですが、下りでは滑るので厄介です。

この日はたまたま、重登山靴を履いていたので、下りでは横向きになって靴のエッジを効かせて下りました。

ゆっくり歩くのであれば、非常に重い重登山靴でも問題ないです。
風岩
急な登山道を登っていると、いきなり目の前に大きな岩が現れました。

2万5千分の一地形図にも載っていますが、風岩です。

この日は2万5千分の一地形図を持参しており、鉄塔での道間違いにも地形図を見て気が付きましたが、2万5千分の一地形図には結構、登山道が載っておらず困ったものです。

私は基本的には2万5千分の一地形図よりもガイド本を愛用しています。
金剛山山頂
風岩から少し登るとちょっとした峰に出ます。
そこが山頂かと思いましたが、標識もないので尾根沿いに東に向かうと金剛山の標識がありました。

しかし、山頂は木に囲まれてほとんど展望はききません。

がっかりです。
芦屋方面
北西方面だけ僅かに展望できました。

芦屋まで見えます。肉眼では写真左に芦屋の航空自衛隊の飛行場も見えます。

写真中段は三ヶ森、左には中間市が見えています。

【後書き】
 今回は、道迷い、重登山靴の効用等結構面白い経験をしました。
 金剛山は登山口が八幡西区にあり、皿倉、福智山への縦走路としてもっと利用されても良いコースではないかと思いますが、コースの案内板が壊されたままで整備されていないのが現状です。
 登山口の駐車場、コース案内、山頂の展望確保等すれば、もっと利用されるコースだと思うのですが。

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