久住山
【前書き】
連日、暑い日が続くので山登りも中断していましたが、夏休みに小学5年の娘をどこかに連れて行ってやろうと思い久住山に行くことにしました。なぜ、久住山なのか? 高いところに行けば、少しは涼しいだろうとの予想からです。
久住山には、だいぶ前に登った事がありますが、その時は山頂の残飯?にたかるハエが多くて、非常に印象の悪い思いをしたことがあります。さて、今回はどうでしょうか。
【年月日】’02.8.17(土)
【同行者】小5娘
【コースタイム】牧ノ戸峠駐車場(7:40)→沓掛山(8:10)→久住分かれ(9:50)→久住山(10:20-45)
→久住分かれ(11:20)→沓掛山(12:40)→牧ノ戸峠駐車場(13:05)
【装備】(子供の条件に合わせて)ズック、飲料水(3.5リットル)、おにぎり3個のみ
【写真と解説】
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沓掛山から登山道 |
牧ノ戸峠からは、まず目の前の沓掛山に登ります。コンクリートの道になっています。 沓掛山まで来ると目の前に今から歩くなだらかな登山道が見えます。 写真は逆光で、写りが悪いです。 写真左奥は三俣山です。写真中央右寄りの雲状の物は、硫黄山からの噴気と思われます。 |
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扇ガ鼻分岐から沓掛山方面 |
扇ガ鼻分岐点まで来ました。 写真中央が先程通過した沓掛山です。 風はあまりありませんが、あまり暑くもなく、結構、快適でした。 |
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扇ガ鼻分岐から星生山 |
いつも家でゴロゴロして、日頃運動していない娘は少しバテ気味です。 疲れがひどい様なら星生山に予定変更でもするか、と考えていましたが、星生山は硫黄山の噴火の危険があるため現在、立ち入り禁止です。 |
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西千里ガ浜から久住山 |
星生山の南側の西千里ガ浜に入るとやっと久住山が姿を現します。 平坦で非常に歩きやすい道です。 進むと久住山が、どんどん近づいてきます。 |
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久住分かれ手前から久住山 |
この日は、快晴の予報だったので雨具も持参していません。子供がズックなので、私も運動靴にしました。 下方には雲海が広がっています。 暑さで積乱雲が発生するとやばいです。早く登って、下山するに越したことはありません。 |
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久住分かれから硫黄山の噴気 |
久住分かれからは、噴気しているのを直ぐ近くに見ることが出来ました。 娘はこれを見て 『穴から雲が出てる』と言いました。 |
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久住分かれから三俣山 |
三俣山が目の前に見えます。 右遠方は、平治岳と思います。 |
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山頂から中岳と天狗ガ城 |
写真中央右に九州本土最高峰の中岳、その左が天狗ガ城。 右遠方に見えているのは、大船山と思われます。 この日は人が多く、山頂ではビールとジュースを売っていましたが、買う人はほとんどいないようでした。 |
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山頂から星生山と西千里ガ浜 |
写真右が星生山で、右中段の岩場が星生崎でしょうか。 周囲の雲の高度が徐々に上がってきています。あまりゆっくりもしておれません。 山頂には避暑群飛と言うんでしたか、トンボがたくさん飛んでいました。 イワツバメも多かったです。 |
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山頂から扇ガ鼻方面 |
山頂西側から扇ガ鼻方面を見てみました。 山頂西側の対面は断崖絶壁でした。雲の陰で少し見づらいですね。 |
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山頂から南側 |
車で通ったときに、南側麓から見た久住山の景色も非常に良かった記憶があります。 今回も赤川の方から登ろうかと思いましたが、急勾配らしいので娘と相談して止めました。 その内、赤川または、沢水キャンプ場方面からも登ってみたいと考えています。 この風景は、斜里岳山頂から見た北海道の景色に似ているような気がします。 |
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ママコナ |
沓掛山から扇ガ鼻分岐にかけて咲いていました。 図鑑で見るとシオガマギクではないかと思いましたが、ママコナですね。 |
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ツリガネニンジン |
沓掛山の近くには、ツリガネニンジンの花が咲いていましたが、そろそろ終わりのようでした。 紫の色が良いですね。 |
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牧ノ戸峠駐車場 |
牧ノ戸峠駐車場が見えてきました。娘は少しバテ気味。私も膝が少しがくがくでした。 登山口に昼から登ると下山時に日暮れるので注意しろとの看板がありましたが、昼から登る人の多いこと。 結局、雨は降りませんでしたが、この暑い時期、昼が近くなると積乱雲も発生しやすいでしょう。もっと注意した方が良いと思うのですが。 |
【後書き】
昼までは比較的涼しく登ることが出来ましたが、さすがに昼近くなると暑さを感じました。因みに半袖を着ていたので腕は真っ赤に焼けてしましました。
途中で少しハエを見ましたが、昔のように山頂に群がっているわけでもなく、改善されていました。
今回は、天気予報も快晴だし、娘が山用の雨具を持たないので、同条件にするためにズックで雨具も持参しないで登りましたが、やっぱり雲が湧いてくると不安でした。
それにしても人気の山であるためか、人が非常に多いですね。牧ノ戸峠からが、一番標高差が無くて楽だからでしょうか?今度は是非南側から登ってみたいと考えています。