雲城山(667m)

【前書き】
 土曜は曇りの予報なので島根の私の山の杉を間伐しに行ったついでに近くの山に登るつもりでした。山と渓谷社の「島根県の山」も買ったし、準備万端のはずが、天気ばかりはどうしようもないです。

【年月日】’12.3.10(土)
【コースタイム】青原からの登山口(14:55)→城石(15:30)→雲城山山頂(15:37−40)→城石(15:46)→登山口(16:15)

【同行者】単独

【写真と解説】


 この日は4時半に起きて5時に島根に出発したのですが雨。降水確率は午前中30%程度で昼からは上がるようなことを言っているのですが、全然やむ気配なし。10時過ぎには島根に着いたのですが、雨が降り続けているので早い昼ご飯を食べたり、帰りのガソリンを入れたりして昼過ぎまで時間をつぶすが、止む気配は全くなし。しようがないので上着だけ雨具を着けて、鋸と鎌を持って私の小さな山に入る。山道が崩れており、登るのに一苦労。山を極力自然林に戻すために杉を伐る。杉は今から約50年前に植林したもの。太いのは直径30cm程度あるが、胞子が落ちて後から自然に生えてきたものは15〜20cm程度。
 この直径15〜20cm程度の杉を鋸で伐っていく。急傾斜の足場が悪い中でチェーンソーではなく、鋸で伐っていくのであるから結構体力も使うし、杉の倒れる方向も考えて、逃げる準備もしなければならないので危険といえば相当危険かもしれない。今日は伐採目標10本と決めて、伐り始める。木は杉ばかりかと思っていたが、名前は知らないが樹高の高い落葉樹が疎らに残っているので、これらの落葉樹の周りの杉を伐り倒していく。
 目標の10本を伐り倒したのが14時過ぎ。今から雲城山に登る?登山としては相当非常識。取りあえず雲城山まで行ってみることにする。ナビをセットするとメチャクチャ近い。こんなに近いとは知らなかった。林道の砂利道を車の腹を何回かこすりながらやっと登山口に着くが、そこは工事現場のよう。駐車場はどべ状態。子どもの頃は“どべたん”と言っていたが、泥のことである。蓆が敷いてあったので、そこに止める。


 “島根県の山”によると往復1時間50分とあるから下山は17時前。今日は工事はしていないが工事現場の中のどべを踏んで登っていく。


 目の前に小さな禿山が見えてくる。それにしても足元がぬかるんで歩きにくい。


 振り返ると左の方に小さく私の車が見えます。重機を使えば山なんてあっという間にこの状態なんですね。


 もう少しで樹林の中に入ります。


 やっと森の中に入りました。遠くでパーン、パーン、と音が聞こえますが、猟の銃声でしょうか。そういえば熊よけの鈴を持ってくるのを忘れました。念のため一人で声を出しながら登っていきます。


 城石跡の標識がありました。 “島根県の山”では、ここから山頂まで15分とありますが、5分ちょっとで着きました。


 山頂には登山道開設記念の標識がありました。雲が掛かっているので周囲は何も見えません。晴れた日の展望がどれくらいあるか、それも疑問です。
 暗くなったら危ないので直ちに下山です。


 登るときは長く感じた伐採地も下山時には短く感じました。日が暮れないうちにここまで下山できたという安堵感もあります。


 みーもの森づくりは、島根県の事業で各種地域、団体が提案、実行していくもののようで、昨年10月に植樹したようですが、何を意図しているのか、今一分かりません。杉を伐って、広葉樹を植える?


 天狗松だと思います。枯れても残したんですね。


 下山したら日が差し始めました。後ろが雲城山です。


 青原地区から見た雲城山。

【後書き】
 雨に泣かされた1日でした。やっぱり出発前に雨雲の予報は見るべきですね。残念。

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