黒岩山(1503m)、泉水山(1447m)

【前書き】
 黒岩山とか泉水山と言っても、どこの山か分からない人が多いのでは。私もこの前まで全く知りませんでした。
 長者原から牧ノ戸峠までやまなみハイウェイの西に位置する山です。殆どの人がやまなみハイウェイの東の久住や三俣山方面に行くので、この山はひっそりとしています。5月の連休、思ったとおり長者原も牧ノ戸峠も車だらけでしたが、黒岩山〜泉水山のこのコースには、ほとんど人がいませんでした。

【年月日】’05.5.4(水)
【コースタイム】牧ノ戸峠(9:30)→黒岩山(10:10)→上泉水山(11:15-35)→下泉水山(12:00)
         →長者原(12:40)
【同行者】単独

【写真と解説】

牧ノ戸峠から黒岩山
この日は長者原に車を置いて、9:08のバスで牧ノ戸まで行く予定が、バスが定刻より2分位早く出発して乗れず。

ちょっといい加減にしてくれと言いたい。

結局、タクシーで牧ノ戸まで\1,430。

黒岩山と言っても全く知らない山。牧ノ戸峠から見ると山のような、丘のような。

写真中央奥の山が黒岩山です。

しかし、馬鹿にしてはいけません。このコース、眺めは結構良いのです。
黒岩山から湧蓋山
黒岩山は何処が山頂だか、良く分からないような山ですが、西の方の岩に黒岩山の標識が有りました。

この前登った湧蓋山が目の前に現れました。麓が筋湯や湯坪の温泉街だと思います。

湧蓋山から久住方面を見たらこの黒岩山が手前に写っています。

湧蓋山からの風景を見たい場合はどうぞこちらから。→涌蓋山
黒岩山から三俣山
黒岩山の北西に湧蓋山。東に三俣山が見えます。

このコース、三俣山はずっと目の前に見えます。九重連山を観察するには、最高の場所だと思います。

この付近、僅かですが、シャクナゲの木もありました。
1456mピーク
黒岩山から東の方向に笹の中を歩いていくと岩が見えてきました。最初、これを上泉水山と間違えてゆっくりしてたのですが、これは二万五千分の1地形図の1456mピークだと思います。

この岩の上からの展望は非常に良いです。

いえいえ、このコースからの展望はどこからも本当に最高です。
1456mピークから三俣山
ここからは三俣山が目の前です。

三俣山は冬に一度登っただけです。

写真左端の山が指山かな。一度、指山〜三俣山のコースも歩いてみたいものです。
1456mピークから上泉水山
写真右の山が上泉水山(1447m)です。写真左が大崩ノ辻だと思います。

ここから大崩ノ辻を通って上泉水山に行っても良し、直接、上泉水山に行っても良し。

私は気持ちは大崩ノ辻を経由していくつもりだったのですが、ボーっとして気が付いたら上泉水山の方へ向かっていました。
上泉水山
このコース、良く考えるとあまりアップダウンがありません。子供連れにはお奨めです。

いたるところにアセビが咲いていました。ミヤマキリシマも適当に咲きそうだし。

雪の季節も良さそう。

最近はゆっくり歩く癖が付いて、山できついと感じたことが無いのですが、ここは体力をほとんど使うことなく終わるコースです。疲れを感じたい人にはちょっと物足りないかも。
上泉水山から牧ノ戸温泉
上泉水山からは眼下に牧ノ戸温泉が見えます。

私の山登りは交通渋滞しない前日か、早朝に登山口に着き、帰りの渋滞が始まる前に出るのを心掛けているので、ゆっくり温泉にでも浸かってなど、考えたことも有りません。

しかし、ゆっくり温泉に泊まって、美味しいものを食べる山旅もしてみたい。

先日の四国は2泊しましたが、料理が今一。
上泉水山から縦走コース
写真右奥が黒岩山の方向。

緩やかな斜面を左に向かって歩き、手前(北)に向きを変え目の前にあるのが大崩ノ辻、この写真では右手方向になります。

牧ノ戸峠から登ると黒岩山からは、ほとんど下りっぱなしの感じになります。

こういう山は、ガスが掛かると道に迷いやすいかもしれません。
上泉水山から硫黄山
写真左にスガモリ峠。

噴煙を上げている硫黄山の後ろは、左から白口岳、中岳、久住山だと思います。
下泉水山(1296m)
下泉水山です。

下泉水山はアセビのトンネルです。

トンネルを歩いていると、いきなり標識があって、岩の上に登ると周りが見えます。

アセビはいたるところで釣鐘状の白い小さな花が咲いていましたが、下泉水山のあの大きな樹もアセビだったとは、知りませんでした。
長者原駐車場から泉水山
長者原駐車場はキャンプしてる人の車も多く、満杯です。

写真左が上泉水山、右が下泉水山。

無理して久住山ばかりに登らなくても、こんなに良い山が直ぐ近くにもありました。

人混みの否な私なんかには、最適の山です。このまま静かな山でありますように!

【後書き】
 九重山群を鑑賞するには最高の山です。植物もそれなりに咲きそうです。
 牧ノ戸や長者原から久住方面に皆登っていくけど、このコースを歩いていた人は10組に満たない状態。
このコース、大勢の人は歩けないし、今の状態が良いと思います。

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