T-5.後方羊蹄山
【年月日】’99.7.27
【装備】日帰り
【コースタイム】倶知安口のキャンプ場(4:10)→二合目(5:00)→六合目(6:20)→
九合目(9:20)→後15分の標識(道迷う)(7:50〜8:50)→九合目(9:20)→
六合目(10:00)→二合目(11:05)→キャンプ場(11:35)
【写真と説明】
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登山口の案内板 |
キャンプ場には前日の朝に着いていたが、疲れも溜まっていたし、山頂に雲が掛かっていたので終日、キャンプ場に止めた車中で読書等をして休養を取る。帰りのフェリーの予約も。 山では何が起こるか分からないので朝一番で登るのが原則です。 この日も山頂で道を見失ってしまったのです。 |
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ニセコアンヌプリ方面 |
この日も九合目から上は雲の中です。ジグザグの登山道を思ったよりも快調に高度を上げていくことができました。 この後、本格的に迷子になるとは思ってもいませんでした。 |
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下山後、登山口バス停から 後方羊蹄山 |
九合目から上に雲が掛かっていますが、この中はもの凄い強風でほとんど視界がありませんでした。 山頂の火口を右回りに一周する予定でしたが、後15分の標識から完全に周囲の状況が分からなくなり迷いました。 周囲はガスで見えないので地面の足跡をたどったりするのですが、どれも途中で途絶えているのです。 |
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夕方、晴れた後方羊蹄山 |
夕方になってやっと山頂の雲が取れました。 道を見失った後は、強風を避けるため雨具を着て、潅木の中でうずくまって、他の登山者が来るのを待ちましたが、誰も来ません。何度か、足跡をたどりましたが、うまくいきませんでした。 約1時間道に迷って、やっと引き返すことができました。 写真山頂の左のガレ場の方に降りようとしていたのだと思います。 |
【後記】
この年の9月に後方羊蹄山の山頂付近で女性のツアー客が亡くなる事故がありました。新聞では、日本百名山の百座目だっと書いてありました。女性の死を看取った方の話では、気温が非常に低下していたようです。
私は単独が多く、道にもたまに迷いますが、だだっ広くて、晴れた日に視界をさえぎるようなものの無い場所では、一旦、ガスが掛かると非常に道に迷いやすいように思います。
これで今回の北海道の旅は終わりました。連日、気温が30℃位あって、九州とあまり変わらない暑さでした。
北海道の広々とした自然には感動しました。山もすばらしかったです。