鶴見岳(1375m)

【前書き】
 昨日土曜は天気が悪かったので、本日日曜はどこかに登らねば。このところ休日は用事が続いて約一ヶ月前の三瓶山から山に登っていない。体重も増えて体を動かすのが幾分億劫になって来たところ。天気予報は福岡は曇だが、大分は晴を予報していたのでまだ登ったことのない鶴見岳に登ってみることに。

【年月日】’13.3.3(日)
【同行者】単独

【コースタイム】御嶽権現火男火売(ほのおほのめ)神社駐車場(9:00)→(一気登山道)→山頂付近周回(10:30−11:05)→神社(12:45)

【写真と解説】


 自宅からここまで2時間ちょっとで着いたので大分は比較的近い。神社の駐車場は広くて、既に4〜5台が止まっている。天気も良く、今日は快適な登山が出来そう。駐車場にはぼろいがトイレもある。大分に来る時はいつも鶴見岳を眺めるが、大体半分以上は山頂に雲が掛かっている。これ程山頂が晴れ渡って見えるのも珍しいと思う。


 山頂は霧氷が白く輝いている。早く登らないと山頂に着くころには消えてしまうかもしれない。少し焦る。


 神社から登山道に入る場所に看板が。標高50m毎に山頂までこの看板が設置してあります。


 登山道は一部植林の部分もありますが、大概はこのような落葉樹の自然林です。思ったよりも感じの良い登山道。


 標高を上げてくるとゴーゴーと人工的な音が聞こえてきました。最初はジェット機のエンジン音かと思いましたが、何度も繰り返し聞こえてくるし、ひょっとしてジェットコースターか?セントレジャー城島高原パークのようです。ここまで来ると木々が白くなっています。霧氷が消えてなくてよかった!


 これまで霧氷は何度も見ていますが、ここの霧氷はきめが細かくて格別です。風雪にさらされた霧氷とは全く異なる趣があります。写真はロープウェイのレストハウスです。それにしてもここに着くまでの間も霧氷の美しさに感動して、山頂はいったいどんなになっているんだろうとワクワクしましたが、こんなのは久々の体験です。


 真っ青な青空と霧氷。偶然ですが、こういう日に登れてよかった!しかし、ここまで来ても山頂がどこにあるのか分からない。取りあえず札所?巡りの順路に従って歩く。


 由布岳も白くなっています。鶴見岳から見る由布岳の姿も素晴らしいです。周りにはロープウェイで登って来た観光客が多かったです。


 由布岳展望所の横に脳天白龍の札所?がありました。日も照って、雪も霧氷も少し融け始めたようです。


 鞍ヶ戸から内山への稜線です。近いうちに歩いてみたいものです。


 山頂です。先程まで写真を撮る人々が一杯でした。ちょっと空いたすきに一枚。別府湾方面の写真を撮り終わったら、待っていたように一人の若者が写真を撮って欲しいと言ってきた。若者の団体。山頂標識の周りに固まった姿をズームを変えて4〜5枚撮ってあげる。何の団体かと聞くと陸上部だという。どこの陸上部かと聞くと京都大学で卒業旅行だという。礼儀正しくて元気の良い一団であった。将来の日本をこういう若者たちが明るくしてくれることに期待したい。お前は何もしないのか?ですって?もう少し頑張ります!


 内山から伽藍岳にかけての稜線です。


 大平山(扇山)が写真右中段の木の無い部分?でそこから石楠花尾根が内山方向に延びているはずですが、どれだか良く分かりません。手前の尾根かも。一度歩いてみたいのですが、扇山から鶴見岳へ縦走した場合、車の問題をどうするかが課題です。車が2台あれば問題ないのですが、その辺を考えるのも楽しみの一つか。


 別府湾は少し霞んで見えます。これが真っ青に透き通って見えたら最高でしょう。


 最後に鶴見岳のテレビ塔です。一気登山道を登ってくると最初に目の前に現れるのがテレビ塔ですが、霧氷の中のテレビ塔もまあいいか。

【後書き】
 鶴見岳には冬にロープウェイで一度登ったことがあります。いつ、誰と登ったのかも覚えていませんが、ただ寒かっただけの記憶しかありません。レストハウスの周りだけ見てさっさと下りたような気がします。つまらん山だなあ、というその時の印象もあって、これまで登らなかったのだと思いますが、本当に楽しい山でした。霧氷の鶴見岳!正にその通りだと思いました。
 ところで下山時には気温も上がり、登りの時に霜柱が立ってコチコチだった登山道がぬかるんでぐちゃぐちゃ。岩場手前で少し体を前に傾けた瞬間に腰にずきっと痛みが走る。ぎっくり腰の一歩手前。やばい。上体を立てると痛みは減るが、嫌な痛みが残っている。30〜40代は毎年数回ぎっくり腰で2〜3日寝込んでいたが、40代半ばから柔道をやり始めて、腰痛も無くなっていたが、柔道を止めてぶり返してきた。昨晩は腰の痛みで仰向けで寝ることが出来ませんでした。情けない。

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