日大アメフト、卑怯の典型、内田前監督

 関東学生アメフト連盟は、29日に悪質タックルは内田正人前監督と井上奨前コーチの指示だと認定し、2人を除名処分にした。

 今回の件で内田正人の態度で感じたのは旧日本軍と同類の暴力体質、隠蔽、責任転嫁、逃亡である。内田前監督の暴力的指導や今回の事件について内田の嘘を暴く証言が多く出てきている。

 コーチと選手に対して絶対的権力を持ち、力で支配してきた内田は、事件が世間に注目され始めると隠れ、責任を学生に転嫁し、そして入院して隠れた。本来自分が守るべき弱い者に責任を転嫁する。これほど卑怯な振る舞いがあるだろうかこの人物が日大のNo.2なのである。日大は自ら事実解明する能力がないため第3者委員会を作って事実解明すると言うが、未だに委員会を立ち上げていない。本当に日大理事は馬鹿者達の集合体だと思う。のろのろやっていればそのうち世間は忘れるとでも思っているのか。まるで安倍ののらりくらりの森友、加計問題と重なる。

 旧日本軍は暴力組織で、日常茶飯事で暴力が横行していた。父も相当殴られたと話していた。精神力で10倍の国力のアメリカに勝てると思っていたのだから旧日本軍に合理的精神と言うものは欠片ほどもなかった。上官の命令は天皇陛下の命令と思えといって無能な上官達は殴って、無茶な作戦を部下に実行させた。部下の命を虫の様に死に至らしめた。しかし、戦後、これら上官達はどうしたのか。全ての罪を部下に押し付けて自分達は一番に内地に逃げ帰り、逃亡した。外地でBC級戦犯として上官の命令に従っただけの多くの兵隊が絞首刑にされた。

 内田正人は正に、戦時には威張りちらして部下を虐待し、戦後には部下に責任を押し付けて逃亡した旧日本軍上官と同じではないか。彼らは一生反省をしなかった。自分を正当化して戦後も長く生き続けた。

 人は何をしにこの世に生れてきたのか。卑怯な行いをすれば、いつか、どこかで報いが来ると思う。死んだ後かもしれないし、来世でかもしれないが。

(2018年5月30日 記)

【追記】
 今回の宮川選手の誠実な会見、日大アメフト選手達の真摯な姿勢の声明文、本当に若者達の方が年寄りよりも数十倍も何が社会で大切かを理解している。私が基本的に若者を褒め、中高老人達を非難するのはここにある。
 話は変わるが、日大理事長の田中英寿氏の暴力団幹部との親密写真問題が再燃しているとの記事が載っている。日大は本当にまともな大学なのか?非常に疑問に思う。

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