狂ったトランプが世界を壊す!

 今年1月3日、米軍がベネズエラに侵攻し、マドゥロ大統領とその妻を拉致した。当初、トランプ大統領はベネズエラから米国への麻薬密輸を問題視して、密輸船を攻撃していたが、実際には米国への麻薬や薬物に大きく関係しているのはコロンビアや中国、メキシコと言われており、トランプの指摘は当らない。トランプの真意がどこにあったのか不明だが、石油権益の確保と中国の排除が目的だった可能性がある。

 次にトランプは2月28日にイスラエルと共にイランを攻撃して最高指導者ハメネイ師を殺害した。これは米とイランの核問題協議中の不意打ちの攻撃であった。この攻撃の中で米国はイランの女子小学校を誤爆し175人が犠牲になったが、トランプは当初、「これはイランによるもの」と無責任な発言をしていたが、調査が進むにつれ言い訳できないと知るや「知らない」と言い捨てた。
 イランは周辺国の米軍基地やイスラエルに反撃し、ホルムズ海峡を実質的に封鎖し、中東の石油が輸出不能となり国際原油価格は急騰して高止まりしている。

 さて、これらのトランプの攻撃に対し、国際社会は米国を明確に批判していない。批判しているのはロシアと中国である。逆に日本やG7は反撃を始めたイランに対しては直ちに非難を行った。喧嘩を仕掛けた方を怒らず、仕掛けられた方を非難する変な国際社会。

 核協議中に不意打ち攻撃を行ったイスラエルと米国を非難せず、反撃するイランは直ちに非難する。これが欧米の言う民主主義なのである。

 そもそもイランが核兵器を製造しているというが、トランプが2018年5月8日にイラン核合意(JCPOA)を一方的に離脱し経済制裁を再開した。これを機にイランは核開発を加速させ、60%の濃縮ウランを保有する事態となったが、今回のイラン攻撃後にIAEAのグロッシ事務局長は「イランが核兵器を製造している証拠はない」と述べているし、ギャバード国家情報長官は「イランは(核開発に必要なウランの)濃縮能力を再建することは試みていなかった」と米議会に示している。

 トランプはネタニヤフに載せられて不必要な攻撃を行ったという事である。そしてトランプはイラン攻撃時に「次はキューバだ」と述べている。要するにトランプの頭の中は、ベネズエラでの成功体験で満足感が爆発して、反米を標榜する国家を攻撃することが楽しくなっているのではないのか?

 この狂った気違いトランプに対して世界の民主主義を標榜する白人国家は何も批判しない。要するに世界は「力が全て」であることを認めたという事である。これは本当に恐いことである。

 この事はアメリカの相対的な力が弱くなった時、中国はアジアで武力で何をしても良いと認めたことになる。ロシアはヨーロッパに隙があればどんどん侵攻しても良いと認めたことになる。さらに日本に隙があれば中国とロシアが協力して日本を侵略しても良いと認めたことになる。力が強ければ何をしても許されるのである。

 何という酷い世界になったことか。アメリカとイスラエルに天罰が下ることを望む。望まなくても悪業悪果であるから。

(2026年4月1日 記)

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