谷川弥一議員、カジノ解禁法案質疑で般若心経を講釈

 朝日新聞記事によると自民党が審議時間5時間33分で衆院内閣委員会でカジノ解禁法案を強行採決したが、40分の質問時間をもらって最初に質問に立った自民党長崎3区選出、谷川弥一元文部科学副大臣が28分で質問を終えてしまい、時間が余ったのでと前置きして、「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時・・・・・」と般若心経を唱え、「『般若波羅蜜多』は『般若』は知恵、『蜜多』は行く、『波羅』が彼岸、『幸せになるための道』ということなんです。『どうしたら幸せになるの?』といったら『無念無想で生き抜け』ということなんです」などとしゃべり続けたというもの。さらにそれでも時間が余って自身が愛読しているという夏目漱石の作品の紹介を開始したという。

 ここには与党国会議員のおごりが見て取れる。本来、国会議員たるものは国民の信託を受けて活動しているのであるから委員会での質問時間はフルに活用して議論すべきであるのに質問時間を余らせるということ自体が自身の馬鹿さ加減、無能さを示している

 次に余った時間を般若心経の講釈に使って、その行為が非常識・無責任ということを自覚できない馬鹿であるということを露呈したことである。

 さらに般若心経の『般若』が知恵を意味すると解説しておきながら、自身が全く知恵を持ち合わせていないことを全国民に知らしめたことである。 

 アメリカでも欧州でも既得権益にあぐらを掻いた政治家、体制への反発が生じている。この谷川弥一の行動は日本における与党政治家の堕落の象徴である。老害である。

 よく考えてほしい。こんなレベルの人間が文部科学副大臣をしていたのである。日本の政治のレベルが知れるであろう。こんな非常識人間が日本の若者の教育や道徳について指導しているのである。日本にまともな将来があるわけが無いではないか。谷川弥一は神道政治連盟国会議員懇談会とみんなで靖国神社に参拝する国会議員の会に所属しているようだが、貴方は一体何を信じているの?宗教的にも非常にいい加減な人間としか思えない。般若心経を自分の浅知恵をひけらかす道具にするなといいたい。

 自分は念仏を唱えるので般若心経とは無縁である。知恵とは無縁なので念仏を唱える。年をとったら偉そうに講釈したくなるものだが、年をとっても実際頭の中は全く進歩していない馬鹿なままであることが自分自身良く分かる。年をとって自然に賢くなるなら世の中に馬鹿はいない。若くても偉い人間は偉い。

 最近は随筆を書く元気もなくなっていたが、こんな糞みたいな事で書く気力が出るとは。情けない国会議員。情けない老人。情けない大馬鹿者。情けない選挙民。

(2016年12月6日 記)

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