ユダヤ人によるパレスチナ人のホロコースト(大虐殺)

 イスラエル軍によるガザ地区のパレスチナ人の殺害人数が2万人を超えた。ガザに閉じ込められた220万人のパレスチナ人は南部に避難するようイスラエル軍に強制され、南部に逃げたら今度はイスラエル軍は南部の空爆を激化させた。ガザは封鎖され、救援物資の搬入もイスラエルと欧米が禁じているため、人口の9割、200万人近くが危機的な飢餓状態になっている。ガザ北部の建物の50%以上は空爆で破壊された。イスラエルが、ハマスの絶滅ではなく、パレスチナ人を根絶やしにしようとしていることは明白である。

 イスラエル軍の悪逆非道ぶりは以下の具体的事件でも明白である。
 15日、イスラエル軍がハマスにとらえられていたイスラエル人の人質3人をイスラエル軍が撃ち殺したと発表した。この人質3人は上半身裸で白旗を掲げて建物から出てきたところをイスラエル兵によって撃ち殺された。上半身裸という事は体に爆弾を巻きつけたりしていないことをイスラエル兵に容易に認識させるためだったのかもしれないが、イスラエル兵はこの3人を容赦なく撃ち殺した。一人は建物の中に逃げたらしいが、建物内で絶命したらしい。白旗を掲げて出てきた人間を容赦なく撃ち殺す軍隊と言うのは正常ではないこれは旧日本軍軍人が掛けられた軍事裁判では完全に絞首刑ものである。

 イスラエルやパレスチナのカトリック教会を管轄するエルサレム総主教が、教会の中にいた女性二人をイスラエル軍が射殺したと明らかにした。ローマ教皇フランシスコは17日の礼拝で、「ガザについては非常に深刻で悲しいニュースが続く。丸腰の民間人が爆撃や銃撃の標的にされている」と嘆いている。この教会については「テロリストはいなかった。いたのは家族や子ども、病気や障害をもつ人、修道女たちだった」と訴えている。CNNの記事では次のようにも伝えている。『総主教によると、イスラエル国防軍は同教会の敷地内で障害者54人が居住していた施設も標的とした。この建物の唯一の電力源だった発電機や太陽光発電パネル、水槽もロケット弾で破壊され、同施設は居住できない状態になった。』

 23日朝日新聞の国際面に『家族の前 パレスチナ人11人射殺か』の記事。国連人権高等弁務官事務所が20日に、イスラエル軍の兵士が非武装のパレスチナ人少なくとも11人を、その家族の目の前で射殺した疑いがあると発表した。国連人権高等弁務官事務所は、これは戦争犯罪の可能性があるとして、イスラエル側に即時の調査を求めている。この件の詳細は本当にイスラエル軍の残虐性を示している。記事によるとガザ市のリマル地区の避難民がいるビルをイスラエル軍が包囲し、避難している女性や子供と男性を分け、その後に20代後半から30代前半の男性ら少なくとも11人を射殺。その後、イスラエル軍は女性と子供を建物内に戻した後、その建物の中に向かって銃撃、もしくは手投げ弾を投げ込むなどしたという。

 以上のことからイスラエル軍はハマスを殲滅させるのではなく、パレスチナ人を無差別で攻撃しているのは明らかである。学校、病院、国連による避難民のキャンプまでイスラエル軍は容赦なく空爆している。コスト削減のために精密誘導爆弾ではなく、無誘導の通常爆弾を多く使っているというからこのことからみてもハマスへの攻撃ではなくパレスチナ人を虐殺していることは明白である。

 イスラエル軍の攻撃による死者の内訳は、現時点で子供8000人、女性6200人、医療関係者310人、ジャーナリスト97人だそうである。死者の7割が女性と子供である。

 このイスラエルの大虐殺をアメリカやドイツをはじめとする欧州諸国は支持している。これが欧米の言う民主主義の実態である。特にドイツは過去のユダヤ人に対する虐殺の引け目からイスラエルを非難することは全て憚られるらしい。しかし、もうそういう心配は無用である。ナチスの本質とユダヤ人の本質は同一だったのである。イスラエルは今、パレスチナ人に対してホロコーストを行っているのである

 イスラエルはこの虐殺の責めを永遠に負わなければならない。因果応報である。イスラエルとそれを支持した欧米にいつか天罰が下るであろう

(2023年12月23日 記)

TOPページに戻る