三瓶山

【前書き】
 スノーシューで雪山を歩こうということで会社関係者と一緒に三瓶山に行くことにしました。今年は雪が少ないようで北の原キャンプ場も木曜日まではライブカメラでは全く雪の無い状態だったのが、登山前日の金曜日に何とか降雪がありました。スノーシューハイクをするなら臥龍山深入山比婆山等が良いと考えていたのですが、スノーシューのレンタルが可能なこと、安く泊まれることの2条件を満たす山として三瓶山を選びました。今回は、三瓶山の北の原キャンプ場を基地にして登山はせずに遊びます。

【年月日】’13.2.9(土)
【同行者】M君、T君、Iさん、Tさん

【コースタイム】三瓶自然観前登山口(13:10)→標高850m東屋(14:15)→姫逃池(14:50)→雪だるま作り→北の原キャンプ場(15:40)

【写真と解説】


 北の原キャンプ場の前に三瓶自然館がありますが、その自然館越に男三瓶山が見えます。男三瓶山の標高が1126m。自然館が約580m、これから歩く東屋は標高760mです。自然館の奥の小高い丘が目標地点です。西の原までのスノーハイクでも良いのですが、この付近の積雪が10cmもないのでスノーシューの必要性がありません。男三瓶山に登るには時間が遅すぎます。


 スノーシューは北の原キャンプ場でレンタル品を借ります。一人1日500円です。私のはATLASで4年前に33000円で買いました。レンタル品は靴への固定がベルト式で少し不便。歩いている最中に外れ、中腹でやっと踵のベルトの固定法が分かるという始末。


 意外に早く東屋に着きました。写真は男三瓶への道です。ここでも雪は少ないです。15cm程度でしょうか。今日はここから姫逃池に下ります。


 バーナーを持ってきて、コーヒーやスープでもゆっくり飲めば良いのですが、面倒なので持って来ませんでした。無精なのでいけません。


 前日に何とか雪が降って助かりました。必ずしもスノーシューは必要のない積雪量ですが、スノーシューの感触は味わえたと思います。


 姫逃池に下りました。足跡ひとつなく綺麗です。


 池の表面には氷が浮いていますが、氷結はしていません。


 今日は北の原キャンプ場のケビンに泊まる予定ですが、まだ時間が早いので雪だるまを作って遊ぶことにしました。雪はサラサラでいくら転がしても玉に雪が付かないので中々大きくなりません。玉に手で雪を叩きつけて転がしながら大きくしていきます。右が女性陣作、左が私とM君作。左のは出来が悪い。


 5人用ケビン8,500円です。シーツセット一人300円を入れても5人で10,000円です。値段は季節によって変わりますが、安いものです。5人用は10棟あるようですが、今日は9棟、明日は10棟全部予約があるようです。


 1階に水洗トイレ、風呂、台所、居間と二段ベッドがあります。今日は鍋セット(水炊き)一人800円を予約しています。鍋セットに卓上コンロも付いています。


 台所には炊飯器、冷蔵庫、食器、箸類、必要なものは大体揃っています。夜は暖房の暖気が全て2階の寝室(3人用)に行くので非常に暑くなります。トイレがウォシュレットなら言うことなしのケビンです。

【後書き】
 前回、三瓶山に会社同僚と来てから約10年です。時が経つのは速い。翌日、大山に向けて出発しましたが、スキー客で駐車場が満杯のため、諦めて温泉に入って帰りました。ケビンに泊まった時は二日酔いに注意しましょう。今回はスタッドレスの威力を感じた旅でした。ノーマルタイヤでは今回の行程は無理。特に三瓶温泉から東の原〜北の原は完全に除雪してないため、圧雪状態のためノーマルタイヤでは全く走れないと思います。


【前書き】
 会社の同僚と霧島に行く予定でしたが、秋雨前線の北上で九州南部の天気が思わしくないため、鳥取の大山に変更。ところが移動中に携帯で天気を確認すると大山もあまり良くないようなので、急遽、三瓶山に登ることに。

【年月日】’03.10.11(土)
【同行者】会社同僚3人
【コースタイム】西ノ原駐車場(10:10)→峠(11:15)→子三瓶(11:40-12:00)→孫三瓶(12:45-55)
         →大平山(13:22-35)→女三瓶(13:51-14:00)→男三瓶(14:45-15:00)
         →西ノ原駐車場(16:30)

【写真と解説】

西ノ原から男三瓶と子三瓶
写真左が男三瓶、右が子三瓶です。これから男三瓶と子三瓶の間から峠まで登ります。

西ノ原駐車場は、トイレも綺麗なので下山後はここでキャンプをしようかと考えていましたが、キャンプ禁止の立て札があったので止めました。
リンドウの花
峠まで登る途中にリンドウの花が咲いていました。
カワラナデシコの大型?
カワラナデシコに似ていますが、だいぶ大きめです。名前は分かりません。
結構、いたるところに咲いていました。
マツムシソウ
子三瓶から孫三瓶にかけてマツムシソウが咲いていました。
子三瓶下りから孫三瓶
子三瓶下りから孫三瓶を見たところです。三瓶山全体は登って下りの繰り返しです。
孫三瓶下りから女三瓶
と室ノ内池
今から反時計回りに女三瓶まで行きます。右下の池が室ノ内池です。

要するに旧火口の周りを男三瓶、子三瓶、孫三瓶、女三瓶が取り囲んでいる訳です。
女三瓶から男三瓶山
女三瓶から一旦下って、男三瓶にかけては緩やかな登りです。
ヤマラッキョウの花
子三瓶から女三瓶までぽつぽつといたるところに咲いていました。

花の名前は知りませんでしたが、調べてみるとヤマラッキョウのようです。
ツリガネニンジン?
サイヨウシャジンと思われる花は由布岳に載せていますが、これは明らかに花とガクの形状が異なります。ひょっとしてツリガネニンジン?

ほとんど西ノ原に下山したカヤの中にサイヨウシャジンと一緒に咲いていました。
男三瓶山
とことこ下ってきた男三瓶山です。前回登ったときもそうでしたが、色々な花が咲いていました。

【後書き】
 この後、三瓶山北ノ原キャンプ場へ移動してオートキャンプしました。施設は良くて結構快適なキャンプ場だと思います。ケビン、オートキャンプ、一般キャンプ場があります。シャワー等の施設もあります。キャンプというと子供のためを想像しますが、必ずしも子供連れだけでなく、大人もキャンプを楽しんでいました。
 今回からデジカメで写した写真ですが、フィルム写真に比べると画質が劣りますね。


【前書き】
 昔はJR山陰線を『急行さんべ』が走っていましたが、今はありません。この急行は、下関と長門の間を山陰線と美祢線に分かれて走っていましたが、私は景色が良いので美祢線経由の列車の方に良く乗りました。急行列車の名前にもなったように三瓶山は私が生まれた島根県を代表する山のひとつです。
 だいぶ暑くなってきたので、山登りも少しきつくなりますが、この日は冷たいオホーツク海気団が張り出してきて、山陰は最高気温が20℃ちょっととの予報もあり、急遽、三瓶山に登ることに。

【年月日】’02.6.23(日)
【同行者】姉、甥夫婦
【コースタイム】東ノ原駐車場(7:40)→女三瓶山(8:55)→男三瓶山(9:55-10:05)→
         子三瓶山(11:15-20)→孫三瓶山(11:55)→大平山(12:25)→(リフト)
         →東ノ原駐車場(12:50)

【写真と解説】

西ノ原から男三瓶山 西ノ原から男三瓶山
西ノ原駐車場から男三瓶山。天気は曇りの予報で、山頂付近には雲が掛かっていました。

西ノ原駐車場は広く、きれいなトイレも有るので、登山前日などに車中泊等するには最適な環境です。

西ノ原も登山口のひとつですが、今回はスキー場のある東ノ原から登りました。
リフト上部からスキー場と東ノ原駐車場 東ノ原スキー場
写真右寄りに駐車場が見えています。登山道は、写真スキー場の右脇を登ります。スキー場内は『マムシ』で危険なため、歩行禁止になっています。

これから雲の中に入っていきます。
今回は室の内を中心に半時計回りに歩きます。
ユートピアから女三瓶山 ユートピアから女三瓶山
ずっと雲の中を歩くのかと、少し憂鬱な気分でしたが、ユートピアの標識がある辺りまで来ると徐々に雲が切れてきました。

先程、雲の中を登ってきた女三瓶山が見えています。
男三瓶山から大社町方面 男三瓶山から日御碕方面
女三瓶山から男三瓶山に掛けては、多くの種類の花が咲いていました。

男三瓶山山頂から出雲大社がある大社町方面を見たものです。中段右に見える湖は神西湖です。

この後、直ぐ雨が降り始めました。
男三瓶山から大江高山火山群 男三瓶山から大江高山火山群
男三瓶から南西方向には、独特の形をした山々が見えました。ガイド本によると大江高山火山群が見えるとあるので、それでしょう。

石見銀山跡もこれらの山の麓にあるはずです。
赤雁山・子三瓶山・孫三瓶山 赤雁山・子三瓶山・孫三瓶山
雨の中を男三瓶山からの急坂を下っていると目の前に今から向かう子三瓶山と孫三瓶山が見えてきました。

中央下寄りの低い山が赤雁山、右が子三瓶山で左奥が孫三瓶山。

赤雁山の左を巻いて子三瓶山に向かいます。
室の内と女三瓶山 室ノ内と女三瓶山
三瓶山は、火口原である室ノ内を男、女、子、孫三瓶山と大平山が取り巻いています。

中段右の池は、室ノ内池で左上段に女三瓶山が見えています。

オホーツク海気団による北よりの風が吹いているので、北側に位置する女三瓶から男三瓶は雲が掛かった状態です。
孫三瓶山から子三瓶山 孫三瓶から見た子三瓶山
子三瓶山を見るとどことなく、九重の三俣山に似ているような気がします。

九重連山が坊ガツルを中心に山が配置されているように、三瓶山は室ノ内の周囲にそれぞれの山があります。九重のミニチュア版のような気がしないでもありません。
孫三瓶山から男三瓶山 孫三瓶山から男三瓶山
上の写真から右に視線を移すと赤雁山と男三瓶山が見えます。

写真中央より少し左に男三瓶山の岩壁が見えていますが、この岩壁の右側の急坂を下りました。膝の関節炎に少しこたえました。
東ノ原駐車場から女三瓶山 東ノ原駐車場から女三瓶山
下山にはリフトを使いました。四国の剣山でも下山時にリフトに乗りましたが、非常に怖かったです。リフトは苦手です。

登り始めには、ガスで女三瓶山は見えなかったのですが、駐車場からこんなに近くに見えるとは思いませんでした。

【後書き】
 女三瓶から男三瓶山にかけては樹林帯で花も多い。子三瓶山から孫三瓶山にかけては、視界を遮る木々も無く、快適に歩けます。一周4〜5時間で色々と自然の変化も楽しめるコースでした。今回は歩きませんでしたが室ノ内を通って室ノ内池まで行くこともできます。
 三瓶山の周囲には、駐車場、キャンプ場、国民宿舎、温泉等もあるので、また、ゆっくり来たいと考えています。

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