千石岳(630m)

【前書き】
 土日は紅葉を見に祖母山方面に行くつもりでしたが、宮崎方面は天気が良くなく、日曜は確実に天気が崩れる予報なので予定変更して、山口の千石岳に行くことにしました。千石岳は前々回に登った白石山や前回登った金峰山から見て、登ろうと思った山です。

【年月日】’10.10.23(土)
【コースタイム】高瀬サンスポーツランド(12:20)→林道(13:15)→千石岳(13:45-14:00)→林道(14:45)
          →スポーツランド(15:23)
【同行者】単独

【写真と解説】


 中国自動車道の徳地ICで降り、高瀬サンスポーツランドを目指します。近くに行けば看板があるだろうと思っていたのですが、素通りしてしまいました。地域の小さいテニスコートでした。駐車場は少し空いていたのですが、登山用に私の車を止めたら迷惑が掛かると思い、受付に確認すると向かいの空き地に止めて良いとのことでそこに止めました。
 登山口は道路を北に向かい、鹿野方面に行くと小橋があって、そこから登るのですが、案内板も倒れて、裏返しになっており、非常に分かりにくいです。
 登山道は高瀬八十八ヶ所巡りのコースと重なっています。しかし、訪れる人はほとんどいないのか、道にはジョロウグモのくもの巣が張り巡らされています。ストックは体を支えるのではなく、くもの巣を払いのける道具になっています。山道を歩いているとお茶畑に出て、民家がありました。
 民家を眺めながら舗装された道路を歩いているとおじさんが、「そっちは違うよ」と登山道を教えてくれました。熊は出ないと思うが、鈴は持ってるだろうね、と念押しされました。今日は鈴を持ってました。


 標高425m位で再び車道に出ます。ここにはトイレもあり、数台車を止めることもできます。
 今では蜘蛛は気持ち悪いと感じるのですが、小学生の頃には家の庭にいた鬼蜘蛛をお菓子の箱に入れたりしてました。何故か分かりませんが、それ程気持ち悪いと感じてなかったんでしょうね。
 山頂には弘法大師の碑や東屋や短波の発信所でしょうか、色々あります。ここからは金峰山や真南に四熊ヶ岳が見えます。


 前回登った金峰山です。相当伐採されています。ジグザグに登る道も分かりますね。これはパワーショベルのような重機がジグザグに登る道を付けた後です。


 山頂からはダムの高瀬湖が見えます。


 高瀬八十八ヶ所のお地蔵さん?の一つです。津波戸山にも八十八ヶ所巡りがあったのを思い出しました。津波戸山のが作られたのは大正時代だったかな。ここのはどの年代に作られたのでしょうか。それとも同時代に日本全体でそういう動きがあったのでしょうか。ほとんどお参りされていない現状を見て残念に思いました。

【後書き】
 千石岳は周りの山から見ると姿が良いし、信仰の山のようにも感じるのですが、登山道の整備状況を見ると登山者を拒否しているようにも感じました。
 中腹のおじさんは丁寧に道を教えてくれましたが、肝心の麓の登山道の整備ができていません。意図的に登山道を隠しているようにも見受けられました。考えすぎでしょうか。確かに入口は地元の人たちの生活と密着した場所だと思いますが。ちょっと寂しく思いました。私の考えすぎでしょうか。

TOPページに戻る